【獄都事変】獄卒に入りました

23*灯 ページ24

廃校に着いた。


ってあれ？


あれって災藤さんと兎人間だよね？



「あ！災藤さーん。どうしたんですか？」


「え！？兎もいるぞ！！！」


『確か体育館から出られなかったんですよね？』



疑問に感じたので、訊いてみた。


わからないことは訊かないとね。



「キッキッ、またお前らから。さっき亡者にやられてな、結界が壊れたんだよ」


「なぁA。結界って何？？教えろよォ」


『結界というものはね、聖なる領域と俗なる領域を分け、秩序を維持するために区域を限ること。本来は仏教用語でもあるけど、古神道や神道における神社なども、同様の概念があることから、言葉として用いられている。大和言葉では端境やたんに境ともいうものなんだよ』byウィキペディア((ww


「説明長いし、詳しいねAちゃんは」


「さすがA。何でも詳しい！！」



照れますね。


ウィキだとも知らずに。キッキッ。←


笑い方が感染しちゃった…。



「亡者にやられたらしいんだ。休んで下さいと言ったけどね…。行くって言うから、調べに来たんだ」


「じゃあ僕も行きます。平腹、Aと同行してくれないかな？」


「お？ん、わかったー！」


『じゃあ、またね佐疫』


「うん」ﾆｺｯ



佐疫は笑顔を見せ、災藤さんと兎人間と共に廃校の中に入っていった。


そして、平腹と二人っきりになってしまった。



『とりあえず、行こっか。灯持ってきた？』


「おぅ！！あー！忘れた！！」



…でしょうね。←


誰か絶対忘れると思って、行く前に


肋角さんに言って借りたよ。ﾄﾞﾔｯ



『はぁ…だろうと思った。私が持ってなかったらまた帰らなきゃいけなかったね(苦笑』


「持ってるのか！！てか、溜め息つくなよ」



平腹を動物に例えると…


犬だね！ﾋﾟｺｰﾝｯ←←


嬉しい時は凄く尻尾振ってて、


悲しい時は耳がたれてショボーンってしてて、


怒った時は牙がキラーンって出て威嚇。


とにかく喜怒哀楽が激しい人！



『あはは、ごめん。よし、中入ろっ』


「あー！何か面白いこと起きねーかな！」


『私は毎日面白いことが起きてるかな(微笑』


「んあ？？？」



え、そんなに私の発言が不思議ですか。


私はただ毎日が面白いと言っただけなのに。


そういう表現で言ったのにな。


とにかく今は亡者を捕まえなきゃ。 →

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