12*本の題名 ページ13
「今度の亡者は2人いるらしいよ」
急に佐疫が言った。
「え?でも、昨日2人亡者捕まえたけど?」
「違う違う。あの人達じゃない、他の亡者」
「また2人なのか。面倒くせぇな」
私だって面倒くさいよ田噛。
「亡者は双子なんだって。捕まえたら、この任務は終了」
「じゃあとにかく顔の似た亡者を探せばいいんだね」
田噛は気だるそうに「早くそいつらを探すぞ」と言う。
「そいつらは当分見つからないぜ?」
「谷裂、お前もいたのか」
谷裂さん?この人も獄卒の人か。
第1印象は「怖いお坊さん」←
そこまで、頭はツルツルじゃないか。
「あ、えーとっ…新しく入ったAっていいます」
「お前が新人か、頼りねーな」
鼻で笑われた。
谷裂さん怖い。
「ま、まぁ別に敬語じゃなくていいよ。肋角さんには敬語使ったほうがいいけど」
「うん。た、谷裂よ、よよよよろしく」
この人に敬語使わないって難しい。
口が震えてよろしくが言いにくいから。
「?よろしくな。ていうか口大丈夫か?」
「だ、大丈夫」
「谷裂お前、完全に怖がられてるな」
バタッ
田噛がそう言った瞬間本が落ちた。
「あれ?何か落ちた。本かな」
佐疫が音がした所へ向かった。
私達もついていった。
「やっぱり本だ。題が消えかかってて見えない」
「あ"ぁ?…貸してみろ」
と谷裂が言った。
「あ"ぁ?」って怖い。
谷裂って元ヤンだったりして……。
そう思うのは私だけだけど\_(・ω・`)ココ重要!←
「全然見えねぇな」
「題名が気になるね」
「…チッ今度は題名探しかよ」
「当たり前だろ?」と声を合わせて言う、谷裂と佐疫。
田噛はまた軽く舌打ちをして、起き上がった。
どうやら座っていたらしい。
「題名探しっつってもどこ探せばいいんだよ」
「あ!ここに本の一覧表があるよ!」
やっと役に立った気がした。
だって本の一覧表見つけたんだから。
「新人やるじゃねーか」
「確かに本の一覧表だ。写真付きで見やすいね」
怖いお坊さんに褒められた。←
写真付きってことだからすぐに見つけられる。
そして、その題名にヒントが書かれているかも。
「おい。本を開いてみたが、白紙だ」
と田噛が言う。
「え!?白紙なのに図書室に置くってどういうこと?」
私は疑問に思ってしまい、つい声に出してしまった。
あ、もう夜だ。
獄卒の館で休んでまた明日にしよう。 →
50人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マミむめも(プロフ) - 96(くろ)ちゃんさん» ありがとうございます!続編の方で頑張りますね!(`・ω・´)← (2016年1月25日 18時) (レス) id: 1e9b842bf5 (このIDを非表示/違反報告)
96(くろ)ちゃん - いいですね!この作品!更新頑張ってください! (2016年1月25日 18時) (レス) id: db978529df (このIDを非表示/違反報告)
マミむめも(プロフ) - 守頭さん» いつもありがとうございます!(*^^*)もうすぐで続編いきそうです笑頑張りますよ〜! (2016年1月1日 11時) (レス) id: 1e9b842bf5 (このIDを非表示/違反報告)
守頭(プロフ) - マミむめもさん» 今日も楽しませていただきました!続きが気になりますね!!!更新、頑張ってください! (2016年1月1日 0時) (レス) id: 6baa651bf1 (このIDを非表示/違反報告)
マミむめも(プロフ) - 守頭さん» まぁたがみ?は田噛の逆ですからねw性格も逆転しましたwwwありがとうございます!w (2015年9月30日 19時) (レス) id: 1e9b842bf5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:マミむめも | 作成日時:2015年6月28日 23時