【文豪ストレイドッグス】 私と織田作

モノガタリ21 ページ22

森さんの持っていたカメラをエリスちゃんの要望で叩き割ってからあっという間に寝る時間....





｢じゃあ私はそこら辺の床で寝るのでお構いなく....｣





｢何言ってんの？一緒に寝るのよ？？｣





腕を引っ張るエリスちゃんが可愛くてそのままキングサイズのベッドに入る


何これ、やだこれ
フワッフワ、モフッモフッからの寝れねぇぇぇぇえええええ！！！！！！！






いや、気持ちいいよ
でもいつも布団をベッドの上に敷いただけのいつもと比べると逆に腰が痛い....





ちらりと隣を見ると、すっかり寝息を立てて夢の中のよう

これなら抜けても大丈夫だろう
ついでにお手洗いも借りよう





ベットから抜けると大きな窓から月光が降り注いでいた
なんでカーテンあるのにやらないんだろう

紅葉さんから借りた薄手のワンピース型のパジャマをフワフワと舞わせて歩く






(ちょっとくらい抜け出ても....いいよね？)





好奇心とお手洗いに行きたさの心が勝ってつい扉を押して廊下に出てしまう




目の前に広がるのは赤いカーペットがひかれた長い長い廊下







｢私迷子とかにはならないよね？｣




流れそうになった汗を拭って裸足で進む
夜なんてみんな寝てると思ってた



靴を履いてない分、足音がない
小学生に戻った気分でついつい走る




テテテテテテテテという音に顔が綻んで
すぐ側のテラスの窓を開ける




夜風が涼しくてため息が出た
遠くには街の灯りがうるさく光っていて、
しばらく眺めていた






｢誰かそこにいるの..........？｣





｢あっ.......｣








振り返るとそこに立っていたのは赤い着物を纏った可愛い女の子だった

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