【文豪ストレイドッグス】 私と織田作

モノガタリ12 ページ13

｢なんか嫌な予感がするんだよね｣




カフェに来た(サボり)太宰は頬杖をついて
私を見つめた



｢は？何ですか気持ち悪い｣




｢ひどいよ....｣




珈琲を少し乱暴に置いて睨む
ニコニコしてるこいつ、なんでモテるんだろ....






｢まぁ、でも気をつけた方がいいのは変わらないんだよ？｣




｢................どういうことですか？｣





少し不安になって一応聞く
待ってましたと言わんばかりに私の手にメモを置いて立ち上がる




｢詳しくはそこに書いてあるから、何かあったら織田作に言ってねーー｣



｢いや、ちょっ！待って！？｣






手に握られたメモは少し分厚くて、
どうやら3枚くらいあるようだ





(休憩にでも見よう)




エプロンのポケットに押し込み、
再び接客に戻った






.



｢お疲れ様でしたーーー｣





｢Aちゃん、お疲れ様！｣





カランカランと軽快な音を立ててドアを開く
結局今日は忙しく休憩があまりなかった





手紙の内容が少し気になって、公園で読むことにした
時計の針はもう7時を指していて、子供の姿はおろか、人通りがあまりなかった




｢まぁ、大丈夫だよね
こっちからの方が早いし｣





安易な気持ちで、公園に入りベンチに座る
街灯はぼんやりと明るくて、逆に暗いような気もした






手紙を開く







｢何.............これ..........｣



息を飲んだ
体が震えて、息が上がる
目の前がクラりと回って状況に整理がつかない
中に入っていたのは....

モノガタリ13→←モノガタリ11

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す