三者面談で決めたこと ページ32
先生「成績的には世界史などが…」
tn「毎年みたいで申し訳ないです」
『世界史とかは、ね、うん』
先生「進路は就職の方で宜しいですか？」
『私は進学より就職が希望です』
先生「お兄さんは？」
tn「やりたいようにして貰えればええなと」
先生「素敵なお兄さんね、いつも話を伺っています」
ちょっと、先生お喋り過ぎないかい
確かに毎回お兄さんの話をしているけど、本人やぞ
目の前にいるのは本人なんやぞ？？？
tn「そうなんですか?!」
先生「えぇ、自慢げに話してくださるんです」
『先生話逸れてます』
tn「照れなくてもええやん？笑」
ニカッと歯を見せるように笑う兄
無言で足を踏みつけてやった、先生にバレない程度に
『照れとかじゃないもん』
先生「んふ笑、では就職となりますと此方から募集が
来てるところにしますか？」
tn「あー、それならAに合う仕事が親戚に居るんで
一旦家で話しても大丈夫ですか？」
『えっ、そんな親戚居たっけ』
tn「まぁまぁ安心しとき」
『何となく察せたかも知れん』
先生「なら、そちらに話をしてから書類へ取り掛かるとしましょうか」
『ありがとうございます』
先生「いえいえ、では今日はここまでで」
tn「お疲れ様です〜」
席から立ち上がり先生に会釈をして部屋を出る
兄はご機嫌なようで頬が緩んでいる
『気持ち悪い顔してどうしたの』
tn「学校で俺の話しとるってとこから嬉しくてニヤけが止まらへんだけやで」
『重症やからこのまま病院でも行く？』
tn「やめてクレメンス」
『へい』
tn「あ、仕事場やねんけど」
『それ聞きたかった』
tn「グルさん」
ですよね〜、あの人の人脈はやばいし
そこそこ良い立場の人間だって聞いてたからそりゃぁ
グルちゃんが関わるなんて当たり前よな
『知ってた』
tn「実況に専念してみん？」
『それだけで食べていけるとでも？』
tn「今のAは人気やし、徐々に波に乗ってる」
『兄さんは私がネットに入るの反対だったのにどうして急にそんな提案をしてきたの？』
tn「やりたい事をさせたいって思ってな」
『そしたら、実況へと？』
tn「俺もずっとAを幼く見るのはちゃうって内心考えてたんやで？笑」
『してもいいの……？』
tn「ええで、やけど心配はしとること忘れんで欲しい」
『ありがと、兄さん!!』
tn「細かい事はグルさんと話すとするか」
『そうだね、ケーキ買っとこ』
tn「せやな笑」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 399人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琥珀2(プロフ) - らーてさん» ありがとうございます！喜んで頂けて嬉しいです (2022年12月18日 23時) (
レス) id: c7be8df0ea (このIDを非表示/違反報告)
らーて - このお話面白くて大好きです！ (2022年12月15日 16時) (レス) id: 8fcdd5ce64 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀2(プロフ) - 明日花さん» 東北人なんです((雪が降ってクソ寒いですよね、応援ありがとうございます！励みになります (2022年12月4日 23時) (レス) id: c7be8df0ea (このIDを非表示/違反報告)
琥珀2(プロフ) - りぃさん» いえいえ、リクエストを寧ろして下さりありがとうございました！！ (2022年12月4日 23時) (レス) id: c7be8df0ea (このIDを非表示/違反報告)
明日花(プロフ) - 主さんも東北人なんすか！？同じですね！作品めっちゃ好きです！本当に好き！無理のないよう頑張ってください！好きです (2022年11月23日 15時) (レス) @page41 id: 2d37ba73d1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琥珀2 | 作成日時：2022年9月15日 23時
