今日:12 hit、昨日:4 hit、合計:33,509 hit
小|中|大
5 ページ5
結局、ミニテストは少しだけしか解けなくて。『そこまで』という先生の声にシャーペンを机に転がすとため息をついた。
『ちなみに赤点は補習。昼休みまでに欠点者は担任に伝えとくから、放課後ここの教室に残っておくように』
そう言われながら先生と目が合う。確実に欠点でしょ、この答案用紙。
いや、でもまあ補習の先生がジャンハオ先生なら嫌な気はしないかも。
『じゃあ授業始めるから、教科書だして』
ジャンハオ先生の言葉に教科書とノートを取り出す。気のせいか、周りのクラスの子たちもいつもより表情が柔らかい。
きっとみんなもジャンハオ先生に見とれてて、残りの数学の時間は授業内容なんて頭に入っていなかったと思う。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
508人がお気に入り
508人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ばしみちゃん | 作成日時:2023年5月26日 22時