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少女の紡いだ言葉は、暴露と自白だった。
あの試験管、どうやら少女を操っていたらしい
そこまでしてあの少年を落としたいのか、とAは内心呆れ気味である。
「その時、彼はこう言ったんです…結婚しようって」
「いや、言ってないけど」
『(ふぅん、試験中に告白なんて呑気なものだな)』
少女の告白を聞いて、試験管、ルッチは怒った
「黙っていれば良いものを…!家が貧乏だと頭まで悪くなるらしいな!」
『…』
彼の侮辱の言葉は、教師として今まで生きていたのかと問いたくなる程に
痛々しい物であった。
静止の声が入ったのは、ほんの数秒後の事
「やめい」
頭上からの声に皆の視線が移る。
流石のAでもそれが声の正体は理解した。彼はウォールバーグ、ここの校長だ。
ウォールバーグは、ゴタゴタと言い訳を並べるルッチを校長室へ呼び出し
先程壁を突き破った生徒を“最終面接”と称して何処かへ連れ去った。
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作者名:すしを | 作成日時:2024年3月15日 12時