【MASHLE】今年の1年は何処か可笑しい【男主】

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【小話】

本編とは関係無いです…息抜きに更新予定

↓出演者↓

🍄 🐬 🪐 🍋 💥


◆◇◆ ◆◇◆



「皆A先輩と面識あったなんて、僕びっくりだよ」


昼飯時、フィンが同級生達に話しかける。


「僕はトレーニング中に先輩が居たから挨拶した。その時に自己紹介とかもやってたかな」

「あ、マッシュ君はそうだったよね。」

「キノコ頭…先輩に色目使いやがって」


シュークリームを頬張るマッシュの頬を、恨めしそうにドットが抓った


「俺はコインを収集していた時期にな。先輩からコインを奪おうとした罪、死で償わねば…」

「そんなに重い罪なのかな！？」


「何もそこまで」と嘆くフィンに、“当たり前だろう”とでも言いたげな顔のランス。


「それにしても先輩、コイン持ってたんですね！凄い」


レモンが楽しそうに笑う。


「ああ、授業態度や成績、性格面の評価で貰ったものが多いらしい。魔法の技術は勿論だがな」

「お前、なんでそんなに詳しいんだよ…」


これを見たマッシュは“ロリの次は先輩が犠牲者に”と失礼な考え事をしていたのであった。


「貴様は初対面の先輩に迷惑をかけていたな、どういうつもりだ」

「いや、あれは…」


ランスの言葉に、ドットは目を伏せた


「俺だって先輩に申し訳ない事したって反省はしてるつもりだ。
　先輩は優しいから許してくれたし…でもよ、先輩の優しさに甘えてばっかじゃ駄目だよな」


フィンとレモンが、悲しそうな顔でドットを見つめた


「…ドット君、意外と良い奴だね」

「一言余計だわキノコ頭！！」


少ししんみりした空気は、何処かへ去っていく


「因みに私はマッシュ君にお勉強教えるために、先輩に指導を頼んだんですよ〜！
　先輩ったら、熱心に指導してくれてぇ…あっ駄目！私にはマッシュ君がぁ！」


蕩けきった顔のレモンを、男子達の哀れみの目が捉えた。

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