【リレー小説】鬼殺隊は、幻想郷でも鬼を滅するそうで【鬼滅の刃】【東方project】

異変の前兆と再会＿東雲莱夢(弥生)＿ ページ35

莱夢side
『はぁ…はぁ…はぁ…』
(早く、しなきゃ…。早く、義姉さんに教えなきゃ…、言わなきゃ…！)
息切れしながら、森の木の太い枝で移動する。
すると──
「あれぇ…？此方の方向から懐かしい音…聞こえた気がするんだけど…」
『！？…何で…。』
近くから記憶の奥に仕舞っていた懐かしい声が聞こえた。
(何で…、追いかけてきた…？あっちに大切な人いるのに…。)
『一回…会うか…。』

私は、立っていた太い木の枝から下に飛び降りた。

「うわぁ！！」
「えっ、えっ！？な、何！？だっ、誰？！」

(覚えてるのかなぁ…。この反応は…。)
『覚えてないの？



あんたの妹だよ?』(ニコッ


「えっ…あ…！！きぃ！？」
『！あー、そういや、そうゆう名前有ったなぁ…。うん、そうだよ。ひぃ。』
「！そっ…かぁ…。……、ごめんね…。」
『えっ…、何が？』
「えっ…？…えっと…、前に…さ…。別れる切欠になった…借金…の事…。」
『……！ああ！「今まで忘れてたの！？」うん？まぁ、…ね。此方に来ていろいろ有って忘れてた。』
「そのいろいろが気になるけど…。」
『けど？何？』
「此方は？何処なの？」
『此方は…、幻想郷。』

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