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142話 ページ45

「おはよ!」

「にゅやぁ?!目は大丈夫ですか?!なにか変な模様になってますが!」

「左目は失明したわ!」

「しししししし、失明?!では先生の目玉を…」

「要りません。そもそも目玉あるの?!」

「ありますよ!先生そしたらどうやって周りを見てるんですか?!」

「鼻、勘、声」

「えぇ?!音は?!耳は?!」

「全部無いでしょう?」

「酷い!」


こうして笑っていて、普通に過ごしたかったな。でも、まだ死ぬ訳じゃ無いし。


「あの…Aさんは、秘密を言わないの?」

「…今度解る。もし、私が死んだら手紙で言うからさ」

「?」


生きたら自分で。もし死んだら手紙で言うつもり。
一応、皆の個性とか普通にメモってるよ?悪いとこも良いところも。

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作者名:北条花乃 | 作成日時:2020年5月4日 14時

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