らるらる*続き ページ3
「どうするも何も…二人の問題やからなぁ」
「いっそちゃんとそらるさんに、ほんとのこと言えばいいんやない？」
それくらいしか言えんよ、俺には。
言い終わるとるすすんは携帯を差し出し、私に渡してきた。
「な、何！？」
「自分の携帯よりかは、しやすいと思うんやけど？」
そっか、って。
電話することは確実なのね。
でもるすすんの言うとおり、言うべきだと思う。
どっちにしてもこのままだと良くないし。
「るすすん…ありがと！借りるね」
そう言えば、るすすんは頑張ってな！と応援してくれた。
大丈夫…
一回深呼吸をして、震える手でダイヤルを押す。
どうやらるすすん、既に手配していたようで。
いちいち開かずとも、そこにはそらるさんの名前が表示されていた。
「はーい…るす？どうした？」
意外にも早く、そらるさんは電話に出て、まだ落ち着かない私とは対照的に、そらるさんは通常運転。
そりゃあ、まさかるすすんではなくて私だとは思わないもんね。
「あ…っと、そらるさん？私だけどさ」
その、いきなりごめんね。
今るすすんの家にいて、電話借りてるんだけどさ。
ちょっといい？
するとそらるさんは、何を思ったのか
「今から行くから…」
そう言って一方的に電話を切った。
何か、不機嫌だった？
いやいや、そんなわけない。
きっとゲームしてたのを邪魔されたから怒ってるんだ。
そんなことを考えていたら、ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝとチャイムが鳴って。
そこには走ってきたであろう、そらるさんの姿。
「な、何で？」
そんな私を見てそらるさんは、
「とりあえず…るすの家から出るよ」
そう言ってるすすんの家を出て、そらるさんに手を引っ張られて着いたのは、近くの公園。
すると突然抱き付いてきたそらるさん。
何が起こったんだろう。
目の前にはそらるさんの顔があって、見ようにも見れないから、どんな顔をしているのか分からない。
でも、1つ言えるのは。
そらるさんが泣いていることだ。
「急に居なくなって…携帯電話しても出ないし、荷物も無くなってるし」
出ていったのかと思った。
「俺…感情表現苦手だから、不安にさせたし、傷付けたと思う」
だけど、嫌いだからじゃなくて。
好きだからこそ言えなかった。
「ごめん」
不安にさせて。ちゃんと言えなくて。
「もう…離れないで」
「ずっと、傍にいて」
誰もいない公園で、そう言ってそらるさんは私にキスをした。
それは涙の味がした。
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無名(プロフ) - 兎危さん» 北海道！？と、遠いですね、しかもお寒い！体調には気を付けてくださいね？面白いとは！嬉しいです、ありがとうございます！らるらるは…そんな日本語多分ありませんw私自身もらるらるを掌握しきっておらず、とりあえずらるらるしとこうと思って使ってますね。 (2018年1月30日 21時) (
レス) id: 8296996d3e (このIDを非表示/違反報告)
兎危 - 北海道寒すぎです(いきなり)面白いです！らるらるってなにかとつい国語辞典を引いてしまった。らるらるとはなんなんだろう.......... (2018年1月30日 21時) (レス) id: 556657c7c7 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - ちっぷ。さん» そんなっ！期待に添えたのなら嬉しい限りです！それに褒めても頂いて…こんなので良ければあげます、いやむしろ貰ってください！ (2018年1月28日 22時) (レス) id: 8296996d3e (このIDを非表示/違反報告)
ちっぷ。 - 続きが楽しみデスーーー！！ところで語彙力分けていただけませんか？ (2018年1月28日 20時) (レス) id: 7f3884f9ec (このIDを非表示/違反報告)
ちっぷ。 - リクエストのありがとうございます！！！！お仕事も早いし内容も期待どうりだし…！！天才ですね（真顔 (2018年1月28日 20時) (レス) id: 7f3884f9ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名という名の無名さん。 | 作成日時：2018年1月25日 7時
