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なんでやろ、分からん。
なんで私を？何か聞かれる？
もしかして…お兄ちゃんとの事だったり？
そもそもあの時以来会うし、ものすごく緊張する。
りこに少し待ってて、と伝えスタッフさんに
案内され劇場の裏口へ案内された。
｢ こちらです。 ｣
とスタッフが�犢気┝辞瓩判颪�れた部屋に止まった。
なんやここ…、他の芸人さんもおるんちゃうんか。
私はゆっくりドアノブに手を掛け、ドアを開けた。
｢ おう、Aちゃん久しぶりやな ｣
そこには漫才衣装のままイスに座る川西さん、
1人だけがいた。
私の顔を見てニコッと微笑む優しい顔は、
全く変わっていなかった。
｢ お久しぶりです。 ｣
｢ 今日来てたからビックリして思わず呼んでもらってん ｣
ここ座り、と椅子を差し出し私の向かいの椅子に
座る川西さん。
あ…、かっこええ。
りこの言うてた通り、かっこええよな。
｢ Aちゃん、普段東京いてはるんやって？ ｣
｢ え…、なんでそれ ｣
｢ 亜生から聞いたで ｣
…そっか。
｢ 連絡も取れへんくなって、寂しそうにしてたからさ ｣
｢ …過保護すぎるんですよ、お兄ちゃんは ｣
あははは、と笑って誤魔化して川西さんを見る。
そうだよね、突然連絡もとれなくなって、
ずっと避けてきて。
お兄ちゃんにどんな顔をしていいの分かんなくて。
お兄ちゃん、私の事嫌いになっちゃったかな。
1人、そんな事を頭の中で巡らせていると
川西さんがハッとしたように話し始めた。
｢ 俺もな、今年から東京に来とるんよ ｣
｢ そうなんですか？ ｣
｢ まだ全然慣れへんけどな〜 ｣
話を聞くと、4月から東京へ進出し東京の
テレビ番組のレギュラーを何本もやっているらしい。
テレビ見んから全然分からんかった…。
すると川西さんが突然一つ、ゆっくり息をついた。
｢ あのさ、 ｣
と低い声で漫才中とは違う真面目な顔で
私を見つめる。
｢ 今日の夜、ちょっと会えへんかな？ ｣
そう言って川西さんは、耳を赤く染めて
恥ずかしさを誤魔化すかのように頭をかいた。
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未奈 - 涙が止まりませんでした、素敵な小説で鳥肌止まらん、、ありがとうございました (2019年3月16日 19時) (
レス) id: 47d8e4dfd5 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 完結おめでとうございます ボロボロに泣きました。 大好きです (2018年12月9日 16時) (レス) id: 15bb73fcaf (このIDを非表示/違反報告)
木島 ぽん(プロフ) - 完結ありがとうごさいます。毎日楽しみに見ていました。引き込まれるお話の巧さにワクワクドキドキしっぱなしでした( ^ω^ )終わってしまい寂しいですがまた次のお話楽しみにしています！これからも応援しています。 (2018年12月7日 0時) (レス) id: a8da8f651b (このIDを非表示/違反報告)
沙耶(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れさまでした！2人とも幸せになれてよかった、、！次回作も楽しみに待ってます！ (2018年12月7日 0時) (レス) id: 049c1aaddc (このIDを非表示/違反報告)
TOY - お疲れ様でした！本当に毎回更新されるのが楽しみで、ずっとドキドキしてました！なつみかんさんのお話が大好きです！次のお話ももう既に楽しみなので無理しすぎずこれからも頑張ってください！応援してます (2018年12月7日 0時) (レス) id: 841ec39e08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつみ | 作成日時：2018年11月25日 11時
