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…やってしまった。
わざわざ飲み会を断わり、私の薬を取りに行って
くれて届けてくれて。何かお礼を…と思い
必死に出た言葉が
｢ お茶でも飲んでいきませんか… ｣
やったけど。
｢ ええからええから、俺が注ぐよ。コップどこ？ ｣
｢ …その棚の2番目です… ｣
川西さんがキッチンでお茶を出してくれる始末。
ほんまにありえへん私…。
｢ はい、どうぞ ｣
｢ …本当にすみません ｣
｢ こんなんええって ｣
車椅子から降り、リビングのソファに
横並びで2人で座る。
なにこれなにこれ…。
むっちゃドキドキする。
自分で上げておいて、なにやっとるんやろ…。
｢ おう、前言うてた川西の好きな女なんやろ〜？すぐ行ったれよ ｣
｢ あんま茶化さんといて下さいよ ｣
｢ ええやろ、自分で言うてたやん ｣
さっきの川西さんの会話を思い出して、
1人顔が熱くなる。
…私の事、ちゃうよな。
｢ なぁAちゃん、ずっと気になってたんやけど ｣
｢ な、なんですか…？ ｣
｢ 亜生とはどうなってるん？ ｣
…なんで。
なんでお兄ちゃんの名前が急に出てくるの。
｢ な…、んでですか ｣
｢ 好きやないの？ ｣
好き、なんて。
伝えられる訳ない。
兄妹やから。
｢ …好き、じゃないです ｣
そう。
その調子。
｢ そっか ｣
川西さんは持っていたコップを静かにテーブルに
置き何か数秒考えて私にこう言った。
｢ 俺も好きになってええかな、Aちゃんの事。 ｣
静かな2人の空間に、私の心臓の音だけ
酷く頭の中で響いて聞こえた。
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未奈 - 涙が止まりませんでした、素敵な小説で鳥肌止まらん、、ありがとうございました (2019年3月16日 19時) (
レス) id: 47d8e4dfd5 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 完結おめでとうございます ボロボロに泣きました。 大好きです (2018年12月9日 16時) (レス) id: 15bb73fcaf (このIDを非表示/違反報告)
木島 ぽん(プロフ) - 完結ありがとうごさいます。毎日楽しみに見ていました。引き込まれるお話の巧さにワクワクドキドキしっぱなしでした( ^ω^ )終わってしまい寂しいですがまた次のお話楽しみにしています！これからも応援しています。 (2018年12月7日 0時) (レス) id: a8da8f651b (このIDを非表示/違反報告)
沙耶(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れさまでした！2人とも幸せになれてよかった、、！次回作も楽しみに待ってます！ (2018年12月7日 0時) (レス) id: 049c1aaddc (このIDを非表示/違反報告)
TOY - お疲れ様でした！本当に毎回更新されるのが楽しみで、ずっとドキドキしてました！なつみかんさんのお話が大好きです！次のお話ももう既に楽しみなので無理しすぎずこれからも頑張ってください！応援してます (2018年12月7日 0時) (レス) id: 841ec39e08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつみ | 作成日時：2018年11月25日 11時
