後悔 ページ1
コトーside
はぁ…
休憩時間になると、どうしても
彩佳さんのことを考えてしまう。
和田「浮かない顔して、」
和田さん…
コトー「あぁ、何でもありませんよ!」ニコッ
彩佳さんが好きだって言ってくれた笑顔を
僕はみんなに見せる
決して悲しい顔や苦しい顔は見せない
和田「嘘つけ。彩佳さんだろ?」
っ…、和田さんには分かってたみたいで。
コトー「鋭いですね。ハァ…」
油断すると彩佳さーんって呼んでしまう
和田「今更、後悔か?先生。まぁ、先生らしいな。」
後悔
僕は彩佳さんを東京に出したことに、とても後悔している。
和田「あんま、ミナちゃんの前で彩佳さんって呼ぶなよ?」
そう…だね。
ミナさんいるのに、ここにいない彩佳さんの名前を出すのは失礼だよね。
コトー「……ここにいない…か。」
どうもしっくり来ない
ずっと、傍にいるもんだと思ってた。
ミナ「先生、患者さん…来ましたよ。」
!仕事の時間だ
コトー「えぇと、誰かな?」
受付とかはミナさんだ
今までやってた仕事もミナさんが引き継いでいる
ミナ「星野さんです」
彩佳さんのお父さんだ
コトー「分かりました」
仕事しないと
あ、書類もないな。
コトー「あや…」ブンブン
ヤバい。また、彩佳さんの名前を言うところだった。
ミナ「……」
様子のおかしいミナさん
コトー「ん?どうしたの?ミナさん」
僕が彼女の顔を覗き込む
ミナ「っ…!あ、い、いえ何でもないです。」
テキパキと彩佳さんがやってた仕事を慌ててやるミナさん
星野「先生」
!!星野さん
コトー「すみません、迎えに行けなくて。」
僕は何時もなら迎えに行くが
彩佳さんのことばかり考えていた
星野「あぁ、別に良いよ。…ついでに、彩佳のことも聞きたいしね。」
っ!彩佳さん
コトー「分かりました」
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作者名:未来ーミクー | 作成日時:2019年9月2日 21時