Eternally _ryuto_ 3

110. ryuto ページ10

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『 あっち！ 』



龍「 へぇ？いつもと一緒 」



『 うそだ！いつも40℃だもん 』



龍「 いやぁ、僕なんも触ってへんでぇ 」



熱々の湯船に浸かるのが好きやから、いつもより1℃上げたのはシラを切っとく。






龍「 何食うてきたん？ 」



『 えーとね、イタリアン。いろいろ 』



龍「 色々、とは？ 」



『 絶対そこ興味ないよね？ 』



龍「 一応聞いとこかな、と 」





真っ白ですべすべの肌触って、気持ちいいなー。思ってたら





『 ねえねえ、マユカって、知り合いに居る？ 』



龍「 んー、真由香？…あー、元カノ 」



『 あっあぁ…そう 』



龍「 なんで？ 」



『 いや、別にー？ 』




嘘ついたり、隠し事したりするの、ホンマに下手くそやなーこいつ、 笑


前のもそやけど、僕が思ってた通りやった





龍「 別にー？ちゃうねん、笑
何があったん、言うてみぃ 」



『 別にー？ 』



龍「 沢尻エリカかよ 」



『 はー？ 』



龍「 元々地元の友達で、仲良かってん 」



『 じゃあ学生の頃の彼女？ 』



龍「 いや、僕が上京して直ぐに、向こうも仕事の関係で東京来てさ。まあ、お互いこっちに知り合いおらんし飯行ったり、仲良くするやん 」



『 それで、付き合ったんだ 』



龍「 そう。まぁ、1年も経たんうちに別れたけど 」



『 いまは？ 』



龍「 どこでなにしてんやろなぁ。全然知らんわ 」





て、ゆうか




龍「 なんで知ってんの、A 」



『 あとで見せる 』



龍「 見せる？何を？ 」



『 インスタ 』



龍「 インスタ？ 」



『 後で言うってばー。逆上せちゃうし先洗うよ 』





インスタ？

Aのインスタって、僕とメンバーと僕の存在知ってる友達しか知らんはずやけど。なんでそこに真由香の名前が出てくるんや…？



これやからSNSは難しい。ほんで怖い。





龍「 気いつけなあかんなぁ、SNS 」



『 んー、そうだよね。辞めようかなぁ 』



龍「 えーそれはやめてや 」



『 なんでー？ 』




そんなとこまで僕のせいで縛りたくないもんな。
会えへん友達と繋がってられる便利なものでもあるし





『 なんで黙るの、笑 』



龍「 ええからAはなんもしんでいい。僕がなんとかするから 」






Aとは比べもんにならへんぐらいゴミクズみたいな女やったからなぁ、あいつは。


厄介なことになってしまったな、とため息がでた。









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