Eternally _ryuto_ 3 (ページ4)

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104. ryuto ページ4

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彼女の誕生日まであと30分。

なんとか日を超える前に帰って来れて、作ってくれてた夜ご飯を頬張る

『美味しい？』

龍「うん、美味い。」

『よかった』

もうとっくに夜ご飯と風呂を済ましてるAが、僕の向かい側に座ってきた。

『龍友が今まで付き合ってきた人ってさ、料理する人だったの？』

なんて、突拍子もないことをいきなり聞いてきた。

龍「え、なんで」

『気になったから』

龍「んー、言うても同棲したのもAが初めてやし、そんな毎日飯作ってもらうことはなかったけどな」

『ふーん。そうなんだ』

龍「どしたん、笑」

『なんにもないよ』

＂ほんと、ただ気になっただけだから気にしないで＂

って言われた。

龍「 Aは？どんだけの男に俺様の世界で一番好きな朝の味噌汁、作ってたん？」

『言い方、笑』

龍「間違ってないもん」

『毎朝作ってるのは、龍友だけです』

龍「毎朝じゃなかったら？」

『メンヘラ彼氏みたいなのやめてよ、笑』

龍「聞いてきたんお前やん！」

『これ、もう下げていい？』

龍「あ！逃げた」

洗い物済ましたいから早く食べてよ～、って怒ってる

龍「でもさ、これだけはお世辞抜きで、Aの飯がマジで世界一美味い」

『お世辞でしょ！』

龍「お世辞抜きで、言うたやん」

『信じらんなーい』

龍「えぇ…信じてよー」

『ねぇねぇ明後日さ、焼肉食べ行かない？』

龍「さっきから話のすり替え方ヘタクソやな」

行こうよー、ね？いいよね？って肩を揺さぶってくる。

…勘ぐるポイントは山盛りあるなぁ

まさか、僕の元カノと繋がったとか。

まさかねぇ。

龍「わかった、焼肉な。いいよ」

『わーい』

龍「予定20時とかやけど、飯食ったらアカンで」

『食べないよ、やめてよデブみたいな扱い』

龍「それもそれでええやん。もっと顔がプクプクしてたら可愛いやん、赤ちゃんみたいで」

『ちょっと太ったから馬鹿にしてるんでしょ』

龍「太ったん？」

『ちょっとだけ』

龍「それ多分あれやで、彼氏に裸見られてないし気緩んでんのちゃう？」

『キモい、龍友』

龍「キモい言うな！」

こちょこちょしたら逃げて行くついでに寝室まで行ってしまった

あれホンマに気になっただけやったんか…？

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