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沙恵が大阪に帰っちゃって、私たちの2年記念日のクリスマスイブももうすぐ。
この間寝る前に話してる時、今年は仕事でスケジュールパンパンって知って。
有難く嬉しいことである反面、何だか寂しい気持ちもあって。
去年は一緒に過ごせたのになぁ、なんてカメラロールを見返して思う。
そんな彼は今日も朝から仕事で、夜中まで帰って来れそうにない
沙恵が1週間居たからか、余計にひとりの時間が寂しく感じる。
そんなことを考えながら、ソファーで寝転がってた昼の2時。
_____ 〜 ♪
着信音が鳴って、画面には
��佐野玲於��の文字。
『 えっ！ 』
思わず声が出てしまうほど驚いた。
玲於くんから電話なんて、初めてかも。
LINE持っててもやり取りすることなんてなかったし…
なんて考えてても鳴り止まない音。
慌てて応答ボタンを押す。
『 もしもし… 』
玲「 元気？ 」
『 うん元気… 』
玲「 …元気？ 」
『 元気！ 』
玲「 あははっ、元気そうだわ 」
『 …なんかあった？ 』
玲「 いや、別になんもねーけど 」
『 …ん？ 』
玲「 最近全然あってねーから 」
『 あっそうだね、また3人でご飯行こうね 』
玲「 …うん 」
『 … 』
沈黙。
…気まずい。
『 あっ龍友は、？頑張ってる？ 』
玲「 龍友くんはインタビュー中 」
『 あっ、そっかそっか 』
玲「 俺は暇中 」
『 んふふ、なに、暇中って 笑 』
玲「 Aは？ 」
『 私も暇中…かな 笑 』
玲「 なら丁度いいじゃん 」
『 お互い様だね 』
携帯の向こうから聞こえる楽しそうな声。
『 今日はみんな一緒なの？ 』
玲「 うん。…あっ嘘亜嵐くん以外の5人 」
『 …へ？ 』
玲「 と、部外者のメンディーって奴もいる 」
『 あははははっ 笑 やめなよ 』
��なんか変なこと言ったな？！��って後ろでメンさんが怒ってる声が聞こえる。
玲「 イブで2年？ 」
『 よく知ってるね、そうだよ 』
玲「 龍友くんがよく言ってる 」
そうなんだぁ、そんなこと、言ってるんだ。
って、龍友が愛おしい。
そんな他愛のないことを話して15分。
玲「 おっ、そろそろ呼ばれるかも 」
『 うん、頑張ってね 』
玲「 ありがと、暇人の相手してくれて 」
『 こちらこそ、ありがと 』
そう言って、電話が切れた。
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作者名：ru_____ | 作成日時：2018年7月2日 4時
