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Aちゃんは、その日から少し変で。
でも、俺に対しての態度がなにか変わったわけではなかったから、触れないでおいた。
2月中旬。
今年の5回目の雪が降った。
A｢雪、すごいね｣
大貴｢積もるかな！｣
A｢積もったらたい、、、、積もるといいね！｣
何かを言いかけてやめたAちゃん。
言おうとしたこと、わかるよ？
｢雪が降ったら大変だから嫌だよ｣って言いたかったんだ。
でも、入院してる俺達には無関係だった。
どんなに雪が積もっても、どんなに晴れてたとしても。
俺らが病院から出ることは許されない。
そのことを考えて、Aちゃんは気を遣ったんだ。
A｢積もったら中庭行こ？｣
大貴｢そうだな！中庭で我慢するか！｣
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作者名：よぞら | 作成日時：2020年2月3日 11時
