今日:8 hit、昨日:6 hit、合計:55,011 hit
小｜中｜大
･ ページ46
地獄の時間は終わって、抗がん剤治療が一段落した。
1クール終わる事に、体重が減る。
小学生の時ももそうだった。
定期テストを終えたらしい高校の友達が何人か、お見舞いに行ってもいいかと連絡をくれた。
会って大丈夫なんだろうか。
髪の毛がないところを見れば、友達のショックも大きいだろう。
でも、何より心配なのは自分の心だった。
これから、半年以上学校へ行けないことはなんとなくわかる。
単位を落とすということは、留年するということ。
元気な友達が今、病室に来た時。
私は平常心を保てるのか。
傷つけるのかもしれない。
怖い。
羨ましい。
うざい。
友達は何も私に悪いことなんてしてない。
心配してくれてるだけなのに。
病気になった時の私は、心が狭くて
最低だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 285人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：よぞら | 作成日時：2020年2月3日 11時
