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大貴side ページ4
大貴「もー、大丈夫だってば」
涼介「いーから寝る！」
大貴「ゲーム途中なんだけど！」
涼介「ばかか！」
わかってる。
わかってるけど、寝るのも暇で嫌だったから、いつも通り涼介を怒らせてみた。
この調子だと近いうち治療が始まるだろうと、なんとなくわかった。
治療がはじまれば、ゲームなんてどころではないから。
今のうちにやろうと思ったが、俺が寝るまで涼介が隣にいると言い張るから、ゲーム機をしまって大人しく布団に入った。
涼介「とんとんしてやろっか？」
大貴「やめろよ」
なんて笑う。
点滴のスピードをいじって、俺を見てる涼介。
しばらくして、うとうととし始めた時に涼介のPHSが鳴った。
「はーい、わかりました。すぐ行きます」
急患か！
どうぞ行ってらっしゃい！
涼介「ごめん大貴、ちょっと行ってくる」
急いで病室を出ていった。
すっかり目が覚めてしまって、俺はゲームを再開した。
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作者名：よぞら | 作成日時：2020年2月3日 11時
