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なんで助けたのか、その質問に隼は平然と答えた。




「困ってる人がいたら手を差し伸べるべきでしょ」





その言葉がすんなりと受け入れられないのは自分の元々の性格のせい。




「周りで見てた人たちと同じになりたくなかっただけなんじゃないの」



棘のある言葉が口から溢れる。



「私を助けたのは、自分はこんな冷たいやつらとは違うって自分に言い聞かせるためでしょ」



そう言って睨めば、急に腕を引かれた。

よろけているうちに目の前が真っ暗になって、抱きしめられていることに気がつく。





「君はなんでそんなにひねくれてるの」





静かな部屋の中、Aに聞こえるのは穏やかな鼓動の音だけ。






「…は、離して」


「離さない。君が大人しく言うこと聞いてくれるまでこのままでいるから」



力一杯胸板を押すがピクともしない。




「離して。私が危ない目に会おうが関係ないでしょ、離れてよ」


「関係あるよ。だって、こうやって一度手を差し伸べちゃったんだもん」


「どうせまた捨てられるんだから初めから拾わないでよ。無責任だ。だから街にはのら猫が絶えないの」


「んあー!もう、ああ言えばこう言う!本当にこのまま離さないよ!?」





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秋(シュウ)(プロフ) - 青葉さん» コメントありがとうございます!その作品とても好きな作品で、それを読んだ後に作り始めたので影響受けちゃってるかもです…!自然だと言ってもらえて嬉しいです! (2018年8月14日 18時) (レス) id: 1fb44807fd (このIDを非表示/違反報告)
青葉(プロフ) - ちょっと『また、アシタ』ぽくて雰囲気すごく好きです。隼くんのキャラに違和感がなくてすごく自然な作品だなって感じました。更新楽しみにしてますね! (2018年8月13日 23時) (レス) id: fccf92ae33 (このIDを非表示/違反報告)
秋(シュウ)(プロフ) - くれおんさん» コメントありがとうございます!嬉しいです! (2018年8月13日 11時) (レス) id: 1fb44807fd (このIDを非表示/違反報告)
くれおん(プロフ) - めっっっっっちゃおもしろいです! (2018年8月13日 0時) (レス) id: 99e78605ea (このIDを非表示/違反報告)
秋(シュウ)(プロフ) - 蛍さん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです。更新頑張ります! (2018年8月12日 17時) (レス) id: 1fb44807fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:秋(シュウ) | 作成日時:2018年8月7日 21時

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