tender rain 数原龍友

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あれからはちょくちょく2人で出掛けることが多くなった。



今日は2人で水族館へと来ていた。







「海ってちょっと怖いですよね」








Aは水槽を見つめてそういった。






「果てがないとことかたまに怖いなって思うんですけど、でもやっぱり綺麗」









そう呟く横顔の方が綺麗だった。

龍友がじっとその横顔を見つめていると、Aがこちらを振り向く。

そして、少し微笑んだ。







「次のコーナー行きましょう」








今日のこの人は少し子供っぽい。


それがたまらなく可愛くて、龍友は無意識にAの手を握った。






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