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第137話 ページ4
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Aはマネージャーに呼ばれてHIROの元を訪ねる。
「Aちゃん」
「…」
「この記事見て、率直にどう思った?」
Aはその言葉に考えを巡らせるように視線を窓に向ける。
「腹が立った」
Aはその言葉をポツリと呟く。視線の隅でHIROが頷いたのがわかる。Aはまた口を開く。
「嘘にならない程度に言葉で飾って、ニュアンス変えて、それが記事になって、読んだ人はそれを信じる。
そしたら、今度は憶測や推測が飛び交って、知らない間に話が大きくなる」
「うん」
視線をまたHIROに戻す。
「嘘って、こんな風に作られていくんだなって感心しました」
その言葉にHIROは吹き出す。
「感心してる場合じゃないんだよ」
HIROは笑いが止まらないらしく、お腹を抱えて笑う。
「HIROさんこそ、笑ってる場合じゃないでしょ…」
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作者名:秋(シュウ) | 作成日時:2018年4月6日 18時