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第156話 ページ23

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A以外のメンバーが揃った楽屋。


「3年目っていう節目に、Aにプレゼントをあげたいって思ってて」

登坂は言葉を切る。


「Aに、歌をあげたいんです」

「歌?」


「正確に言うと、Aに歌う機会をプレゼントしたい。

はじめは歌でオーディション受けてたし、たまに歌いたいっていうはなしもきくから。

まだ、全然どんな感じでやってくかは考えれてはないけど」


「俺、Aと仲良い音楽プロデューサー知ってる」

エリーは手をあげる。


「誰?」


「まだあんまり名前知られてない人で、年も俺と同じくらいの人でさ。

音楽関係者の間では結構名前があがるんだけど、まだ全然メジャーじゃなくて。

Aとコラボすれば、その人自体の売名にもなる。俺も結構仲良くしてて。

だから、その人には俺から話しておく」

「なら登坂は俺とHIROさんのとこ行くぞ」

「はい」

「マネージャーはエリーとお願いします」



そうして準備が始まった。


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作者名:秋(シュウ) | 作成日時:2018年4月6日 18時

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