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第151話 ページ18
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「佐野君」
「…なんですか」
「佐野君がダンスを始めたのは小学生の頃だって聞いた」
「そうですけど」
「ダンスの技術もかなりなものだし、もちろん私が追いつけるわけがない」
「…」
「なのに、私に対してすごくムキになってるのが不思議で」
Aは目を細める。
「佐野君がすごいということは私だけでなくメンバーもファンの人も知ってること」
「何が言いたいんすか」
「人の嫌味ばっかり言って、自分を下げない方がいい」
「…」
「人を下げなくても、佐野君は十分にすごいし、そんなことして佐野君自身が納得できる?
今までダンスに費やしてきた時間をそうやって汚さなくていいと思うよ」
「…」
「絶対にもったいないから」
何も言えない玲於を一瞥すると、Aは踵を返して会場に戻っていってしまった。
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作者名:秋(シュウ) | 作成日時:2018年4月6日 18時