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第135話 ページ2

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ビルの表側は記者が詰めかけていて、通れるような状況ではなかった。
見つからないように気をつけて楽屋へ向かう。Aは扉の前で深呼吸をした。


「…A」


深刻な顔をしたメンバーが一斉にAを見る。

対して、Aはいつもどおり平然としていた。


「どっから漏れたのかな、この情報」

Aはそうひとりごちて端っこの椅子に座る。

「元ネタってどこなの?」


向かいのエリーに尋ねると、雑誌を渡してくれる。

「この雑誌からみたいだよ。昨日これが発売されて、今日の朝はもうこの話で持ちきりだったね」

「だね。朝見て夢かと思ったもん」


Aは指を唇に当て、記事を読んでいく。

Aが別グループの所属となったことを誇大して書かれてあった。


「…」


記事は次のページにまで及んでいた。そこにはAの性格についても言及されていた。

直人は一緒に雑誌を覗き込む。


「これ、ここまで詳しく書かれてあるってことは事務所内の人って可能性もあるよな」


「ですよね」

直人の言葉にAを頷く。




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作者名:秋(シュウ) | 作成日時:2018年4月6日 18時

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