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翌日。
「プレゼント、何がいいかな」
「わっかんねぇな」
もう直ぐで仕事が終わる。
そして今日はプレゼントを買いに行く。
しかし、いざプレゼントの内容を考えてみるが何も思いつかない。
「プレゼントってAちゃんに?」
さっきまでスマホを見ていた亜嵐が顔を上げてこちらをみる。
メンバーの中で唯一、この三角関係を知っている亜嵐はニヤニヤと笑う。
「なんかいいのないんすかリーダー」
「んー高校生でしょ?服とかは?」
「お。いいじゃん」
たまにはいいことを言うもんだ。
2人は服を買うことに決め、ショッピングモールへ向かった。
「Aちゃんって普段ラフな格好多いよね」
「まー、そうだね。シンプルなものが好きらしいし」
隼はAの姿を思い出す。
Tシャツとかトレーナー姿がほとんどだ。
ボーイッシュな格好が似合うんだけど、きっと可愛らしい服も似合うはず。
「んー、着まわしやすいやつがいいのかなぁ」
「そうだね」
2人はとりあえず服屋に入った。
隼は服を手に取り玲於に見せる。
「これ良さげじゃない?」
「確かにAちゃんっぽい」
玲於からも好評そうなので、とりあえずこれは買おう。
そしてその後も隼は次々にかごへ入れていく。
「なんか、お前って金遣い荒いよな」
「そんなことないよ」
「いやいやいや、お前自分で気づいてねーの?俺なんか怖いんだけど」
「Aのためだったらそんなの気にならないよ」
「貢ぐタイプかよ」
「尽くすタイプです」
物は言いよう、と言わんばかりに玲於は呆れ顔。
しかし、本当にAのためなら何も気にならないんだから仕方ない。
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kul(プロフ) - 隼くんも玲於くんも好きなので、とてもありがたいです!!ヒロインちゃんの性格も可愛い…これからも応援しています! (2019年1月2日 13時) (レス) id: 6f2e676eb1 (このIDを非表示/違反報告)
mechan(プロフ) - とても面白いです!私は隼が推しなので、玲於くんとしてしまってすごく心が痛いです……笑 お忙しいとは思いますが、更新を楽しみにしています! (2018年11月19日 0時) (レス) id: 2e1f8406eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:秋(シュウ) | 作成日時:2018年10月8日 12時