５６話目 新しい服 ページ8
ク＞…あ、お帰り！
ル＞話は終わったのか？
ユウゴの帰りを待たずして、彼女は部屋に戻ればクレアやルル、そして…フィムがいた。フィムがすぐにAの足元へと抱きついているけれど…Aはそこに立ったまま、何も言わなかった。
ル＞…何かあったのか。
主＞…ううん、大丈夫。
とても大事な話だったから…ちょっと考えちゃって。
ク＞私達も力になるよ。
主＞…ありがとう。
心配してくれている。フィムはわからないだろうけれど、それでも気にしてくれている。
やっとかがんだ彼女はいつもの笑みでフィムの頭を撫でている。
２人は顔を見合わせつつ、すぐに自分達が持っていたものを彼女に見せた。
主＞え…？
ク＞完成したの！
ル＞これならお前の痣も隠せるし、何より動きやすい。きっと戦闘において問題も無いはずだ。
見せてもらったもの…それは、前にクレアが言ってくれた…服だった。
自分の痣を隠すために今の服装では隠せないから、女の子なら…ということで、彼女達が作っているのは聞いていたけれど…。
主＞…いい、の…？
ク＞そのために作ったんだよ。
早速、着替えてもらってもいい？
主＞…ええ。
嬉しい、さっきのことは忘れているわけじゃない。それでも…自分にくれるこの気持ちが嬉しかった。
さっきだってそうだ、嫌なわけじゃない。
でも私は…ユウゴに応えられる女じゃない。
私はとっくに穢れて、手を汚して、もう…恋愛が出来るようなやつじゃない。
それでも、貴方から離れることが出来ない。
卑怯な上に傲慢な私は…本当に臆病だ。
ク＞…どう…？着れ、た？
クレアが着替えるAを待ちつつ、声をかける。彼女がちゃんと着た姿を見たいがために３人とも別の方を向いて待機していた。ワクワクしているのはクレアだけじゃない。
ルルやフィム、もちろん…Aもだ。
主＞…着れたわ。
ク＞！
すぐに振り返ったクレアはAの姿を見て、手を口の近くにやって嬉しそうにしている。
ルルも彼女の近くへ行ってどこか変じゃないかとか、あちこち見ている。でも表情はクレアと同じだ。
フ＞おかさん！
主＞…？
フ＞えっと、あ…！…かわ、いい！！
フィムが笑って言ってくれる言葉が、彼女に笑顔を与えた。ルルとクレアで早速立ち鏡で見せると、彼女も驚いた。
あの服で見なれていたせいか、今更スカートを履くなんて考えてもいなかった。
青緑の上下に白いブーツ。
自分でも思ってしまう。可愛い格好だと。
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霜月(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» またまたコメントありがとうございます！続きは今書いているのでお楽しみにー！ (2019年5月14日 8時) (
レス) id: 45244dcb54 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 霜月さん» 誰か登場するの！それと、アイン(ソーマ)達がいってる彼奴はだれなの！凄く気になります！ (2019年5月9日 21時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 霜月さん» 過去に書いてたけど、途中で話が思い付かずにやめてしまったんですよ。別のサイトで、少し書いてますけど…… (2019年5月5日 14時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
霜月(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» ついに対面しました！ぜひ書きましょう！書くのはやっぱり楽しいです！！ (2019年5月5日 13時) (レス) id: 45244dcb54 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 霜月さん» ソーマ〜!!アインという名前だけど……まさか、赤目のあのキャラクターも登場！！このあとの展開も気になります！(自分も久々にゴットイーターの小説を書こうかな？) (2019年5月3日 21時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霜月 | 作成日時：2019年2月13日 21時
