７５話目 隠された真実 ページ27
ヴ＞「…よかったな。ユウゴ。」
ユ＞お前のお陰だ。ありがとう、ヴィンス。
ヴ＞「やめてくれ、俺は何もしてない。
話を進めて、本気で立ち向かったのはユウゴだ。
そんなお前の姿、ずっとAは見ていたぞ。」
ユ＞はは…最後は拍子抜けしちまったがな。
部屋で２人きりなのをチャンスに、ヴィンスと話せる。彼も嬉しそうに宙に浮きながら、笑ってくれていた。
夢じゃない、これが現実だと…今でも嘘のように感じてしまう。それでも、ヴィンスはまた嘘じゃないと言ってくれる。
心が読める彼には、この気持ちも読まれてしまう。
ユ＞…ヴィンス、お前がAに言ったことは本当なのか。
お前なんかに、出会わなければ良かった。
そう言ったのは…。
ヴィンスがふと黙ってしまう事で、嬉しそうな空気は一気に変わった。ユウゴには、この少しの間だけでわかる。
ヴィンスがどんな人間なのかわかってしまう。
今なら言える。彼がそんなことを言うはずがないと。
だけど、Aを信用していないわけじゃない。
それでも、ユウゴにはどうも納得出来なかった。
ヴ＞「…数日後。」
ユ＞…？
ヴ＞「数日後に、ここにある２人の男が来る。
その内の１人はAと同じ…『赤眼の子』だ。」
ユ＞なっ…！？
ヴ＞「そいつに会ったら必ずこのことを伝えるんだ。
そうすれば、わかるはずだ。俺が言ったことは本当なのか。その時、一体何が起こったのか。
そいつなら、わかるはずだ。」
ユ＞…お前が話さないのは、何か理由があるんだな。そしてお前が、そのことを…否定出来ないのは。
なら、その数日後にやってくるそいつに、話を聞く。
そして、Aにもわかってもらう。
お前が言ったことには、別の事が関係しているってな。
ヴ＞「…ユウゴ。どうしてお前は、俺を信じるんだ。お前にしか見えない俺は、信じる根拠はあるのか。」
今更、という話だけれどヴィンスにとっては大事な事。話せないのは、大きな事があるのか、秘密があるなら、ユウゴだけが見える理由はもしかしたら、ユウゴだけが探れるようにするためなのかもしれない。
２人に起こった、その事実を見つけること。
自分達を助けてくれるヴィンスの事を、もうユウゴは放っておくという選択肢はなかったのだって。
ユ＞ヴィンス、お前がライバルでもな…俺達の仲間なんだ。
お前がいなきゃ今はない。
それが、お前を信じる根拠だ。
仲間のために力を尽くすことは、恥でも何でもないからな。
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霜月(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» またまたコメントありがとうございます！続きは今書いているのでお楽しみにー！ (2019年5月14日 8時) (
レス) id: 45244dcb54 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 霜月さん» 誰か登場するの！それと、アイン(ソーマ)達がいってる彼奴はだれなの！凄く気になります！ (2019年5月9日 21時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 霜月さん» 過去に書いてたけど、途中で話が思い付かずにやめてしまったんですよ。別のサイトで、少し書いてますけど…… (2019年5月5日 14時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
霜月(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» ついに対面しました！ぜひ書きましょう！書くのはやっぱり楽しいです！！ (2019年5月5日 13時) (レス) id: 45244dcb54 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 霜月さん» ソーマ〜!!アインという名前だけど……まさか、赤目のあのキャラクターも登場！！このあとの展開も気になります！(自分も久々にゴットイーターの小説を書こうかな？) (2019年5月3日 21時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霜月 | 作成日時：2019年2月13日 21時
