赤髪の娘 (ページ13) - 小説/夢小説

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12話ページ13

「ほー、剣術を鍛えたのか」

「うん、二刀流だよ。…あ、今から手合わせしてもらっても？」

シャンクスはニヤリと笑い、

「ああ、かかってこい」

と言った。

そういうわけで、今は砂浜にいる。

「じゃあいくよ、シャンクス！」

私は片手に細身の妖刀、もう片手に似たような造りの短刀を握り、シャンクスに飛びかかった。

私はあのエースやルフィと何度も手合わせしてきた。

ルフィには余裕で勝ってたけど、エースとは毎回引き分けというほどだった。

つまり、私は相当強くなったということだ。

しかし相手はシャンクス。生半可な力では勝てない。

私は妖刀を振りかざした。相当速かったはずだが、すんでのところでよけられた。

「チッ」

思わず舌打ちしてしまった。やべ、聞こえちゃったかな……いや、今は集中だ。

次に、攻撃をよけたシャンクスに片方の手で持つ短刀を振りかざす。

「…っ！？」

速さについていけなかったのか、少しシャンクスがよろけた。

私はそこを狙い、トドメとして回し蹴りをしようとしようとした瞬間、シャンクスが刀で宙を切った。

「！？」

その瞬間、私は強い風圧で飛ばされてしまった。

「…………勝負あり。やっぱりシャンクスにはまだまだ勝てないな」