お茶タイム ページ9
ドン！
俺は勢いよく総領室のドアを押した。
「グルッペン！！俺の部下がAを見つけたらしい！今城に向かっとるって！！」
今さっき通信でAを見つけたと連絡が来た。城からは遠い山にいたらしく、来るまでに時間がかかるらしい。そして迷子になっていたとかなんとか。俺の言葉に対して、グルッペンはとても嬉しそうに
「でかしたゾム。これで飯国に勝つことができるぞ！！」
と言った。
......今、"でかしたゾム"って言ったよな！？マジ嬉しいいいいぃぃィィ！！
グルッペンに褒めてもらいとても嬉しくなっていたが、ふと、Aについて疑問に思う事が見つかった。
「あの疑問に思ったんやけど、部下がAを持ち上げて飛んだ途端、気絶したらしいんよ。なんでAがグルッペンの知っている中で一番強い人物なんや？」
通信では確かにそう言っていた。
持ち上げられただけで気絶する奴が、強いわけないやろ。グルッペンの知っている中で強いって......。俺よりも強いってことやろ？？？気絶するやつが？？？！！
俺の心はありえない気持ちで一杯になっていく。
「あぁ！Aがなぜゾム達よりも強いのか聞きたいってことだな？」
「あぁ」
「それはな............」
ごくり。唾の飲む音が聞こえるぐらいの静かな時間が続いた。
「...........まぁ、ゾムにだけ言うのもなんだし、Aについての会議に時に言うことにしよう！！」
グルッペンはヘラヘラ笑いながら言った。
「なんやそれ........。呆れた〜〜！！萎えるわ〜〜〜〜！！！」
あの静かな時間は一体何だったんだ！！！静かにしなければよかった！！俺は今言ってくれないグルッペンに腹をたてながら静かにした自分の努力に後悔をした。
「まぁまぁ、Aももうそろそろ来るんだろ？それまで一緒に紅茶でも飲もうじゃないか！」
「いや、紅茶はいらんわ。ほな」
紅茶は飲み物だからそんなに興味はない。俺は総領室から出ようとすると、
「お菓子もあるぞ」
まさに俺が今食べたい物を言ってきた。これはもう食べるしかない。
「食べる」
即答した。
その後は会議が始まるまで、グルッペンと一緒に優雅なお茶タイムを楽しんだ。
ーーー
「.....ゾム。お前の飲み方...、すごい汚いんだが...」
「ん？何か変な事しとる？」
「いや....。まぁ....。それも個性か.....」
血の付いたナイフをスプーン替わりにしているゾムを見ながら、グルッペンは呟いた。
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れもんごはん - イチゴさん» ありあとうございます！応援していると言われてとても嬉しいです！ (1月31日 6時) (
レス) id: eaf58a5fc1 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - コメント失礼します！！面白かったです！！更新頑張ってください！応援してます！ (1月30日 16時) (レス) @page10 id: df6b50726d (このIDを非表示/違反報告)
れもんごはん - こばさん» ありがとうございます。１日１更新以上頑張ります！ (1月27日 9時) (レス) id: 2a69315616 (このIDを非表示/違反報告)
こば - 最初の説明のところで「ラーメンを一緒に作ってください....」という言葉が面白すぎてやばいです。更新待ってます！ (1月27日 8時) (レス) @page2 id: 471b61655b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもんごはん | 作成日時：2024年1月26日 17時
