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「今、この神社に勤めている人はもう僕しかいません」
「え？今はたった１人でこの神社を切り盛りしているって事？」
「そうゆうことになります」
私は何も言えなかった。この子が今までどんな気持ちでこの神社で働いてきたのか、私には想像できなかったからだ。
こんな小さい子供たった１人に神社の仕事をさせていたなんて...。あり得ないんですけど！！
「いっ今までは大丈夫だったの？」
「はい。神様方のご加護もあり何とかなっていました。ですが最近は戦争が激しく、たくさんの人が死んでしまったので、ご加護が得られにくい状況となっております」
戦争はたくさんの人が死んでしまう良くないことなので、いかにも神様が嫌いそうな事である。神様は今、この国が戦争をしている事にとても怒っているに違いない。
「それで神社の仕事が大変になったから、私に手伝ってほしいという事ね」
「はい！掃除をしてくれるだけでもすごく助かります！！」
その後、男の子に掃除道具をもらい、掃除をする場所を教えられた。ただの落ち葉掃きじゃん！簡単じゃん！！とさっきまで思っていたが、掃除をする場所に着くと
「は......？なにこれ......」
落ち葉があたり一面にあり、２ｍくらい積もっている景色が目の前に広がっていた。え？これ全部掃除をするの？今日中に終わる気がしないんだけど。
そしてあの男の子はこんな大変な事を今までやってきたって事？？死んだほうが楽まであるよこれ！！
そこから私は無我夢中で落ち葉を掃きまくった。
掃きまくった、
掃きまくった！！
ーーー
「はぁ、はぁ。何とか終わったー！」
マジで地獄だった。落ち葉を掃くのすら大変で、しかもそれをゴミ袋に入れる作業もやらなきゃいけなかったのでもう精神的にも肉体的にも限界が近づいてきている。気が付いたら空の色は赤色に染まっていた。
私が落ち葉が一つもないのを見て、達成感に満ちていると、奥の方から男の子がこちらに向かってきているのが見えた。そして
「手伝ってくださり、どうもありがとうございました！」
と、とてもスピーディーに男の子は私に向かって頭を下げてきた。いや別に私そこまで手伝ってないよ！？
「いやいや...！そんな手伝ってないし...。頭下げるほどじゃな」「こちら、お礼の品でございます。どうぞ受け取って下さい」
そう言って男の子はすかさず小さな包みを私の手に載せた。
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れもんごはん - イチゴさん» ありあとうございます！応援していると言われてとても嬉しいです！ (1月31日 6時) (
レス) id: eaf58a5fc1 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - コメント失礼します！！面白かったです！！更新頑張ってください！応援してます！ (1月30日 16時) (レス) @page10 id: df6b50726d (このIDを非表示/違反報告)
れもんごはん - こばさん» ありがとうございます。１日１更新以上頑張ります！ (1月27日 9時) (レス) id: 2a69315616 (このIDを非表示/違反報告)
こば - 最初の説明のところで「ラーメンを一緒に作ってください....」という言葉が面白すぎてやばいです。更新待ってます！ (1月27日 8時) (レス) @page2 id: 471b61655b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもんごはん | 作成日時：2024年1月26日 17時
