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夜に人なんて珍しいなぁ〜と呑気に考えながら、これからどう動こうかと考える。
ん〜〜こいつを殺すか？
この人影から殺気を感じた…すなわち俺を殺そうとしてる……しかもここは飯国の中。こいつ絶対に敵やろ！！
思い立ったがすぐ行動。
俺は草むらの中から出て、人影に向かってナイフを突き刺す。
「お前、俺を殺そうとしてるよな」
「……そうですけど」
人物は驚きもせずに振り向いて、こっちを見る。フードを被っていて表情などよく分からないが、声からして女性であることは分かった。
ただ、声のトーンや抑揚がおかしい。まるで感情がないかのようだった。
「なんか…まるで、人形みたいやな」
「………確かに、そうかもしれませんね」
フードの人物が腕を振るうとナイフが弾かれた。そんな……これは何かの冗談か？ このナイフは俺が長年愛用してきたナイフ……しかも炭素鋼できているんやぞ。
まさか魔法を使ったわけでもないだろうに……！
俺は再びナイフを突き出すも、やはり簡単に弾かれてしまう。どうやら戦闘技術はかなりのものらしい。
「いきなり殺気を向けたことは謝罪しますが、こちらも仕事なので」
「その仕事ってのは俺を殺すことなんか？」
「いえ、依頼内容は『我々国に勝つこと』。あなたを殺すことはその依頼の一部に過ぎません」
……そういうことか。
こいつらは我々国を滅ぼそうとしている奴らの手先ってことだ。
一筋縄では勝てない相手やな。…ちょっと本気出すか！！
「よいしょっと！」
「！！？？」
俺は持ち前の脚力を活かして木の上に飛び乗った。相手は俺がどこにいるのか分からないのか、顔をキョロキョロして探している。ナイフを構え、その隙がありすぎな行動をした相手の首めがけて飛び降りる。
そこだぁぁ！
ガッッキィィィィィンン
「え？？」
なぜか弾かれて尻餅をつく。相手はびくともしないで突っ立っていた。
え？？何でや？俺は確かに首にナイフを当てたはず…！
「……ここまで強いとは思っていませんでした。全身を鉄にしてなかったら危なかったです」
「は？」
全身鉄？？
「冥途への手土産に教えときましょう。私は飯国の魔法使い、物に能力を与えることが可能です」
「……まさか、その能力で」
「はい。全身鉄にしてナイフの刃を防ぎました」
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れもんごはん - イチゴさん» ありあとうございます！応援していると言われてとても嬉しいです！ (1月31日 6時) (
レス) id: eaf58a5fc1 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - コメント失礼します！！面白かったです！！更新頑張ってください！応援してます！ (1月30日 16時) (レス) @page10 id: df6b50726d (このIDを非表示/違反報告)
れもんごはん - こばさん» ありがとうございます。１日１更新以上頑張ります！ (1月27日 9時) (レス) id: 2a69315616 (このIDを非表示/違反報告)
こば - 最初の説明のところで「ラーメンを一緒に作ってください....」という言葉が面白すぎてやばいです。更新待ってます！ (1月27日 8時) (レス) @page2 id: 471b61655b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもんごはん | 作成日時：2024年1月26日 17時
