" （非公開でした…！） ページ29
「でも、国の魔法使い以外で魔法が使える人がいたんですね」
「いや実際には魔法っぽいものなだけであって魔法ではないんよね。例えばAさんが城に来る前、誰かに担がれて空を飛んでたやん？」
「あ！そうですね」
確かに城に来る前、森で寝ようとしたら空を飛んでいた気がする。
「あれはね、０.１秒間に２０回以上地面や空気を踏みつけているから空を飛べるって感じで、実際は体術が使われているんやで。凄いよな〜」
「０.１秒間に２０回以上！？」
「そうやで」
この国には魔法じゃなくても体術で空を飛べる人がいるらしい。足の筋肉どうなってんだ…。
「で！そんな凄い人たちが集まるのが”特殊部隊”。全員魔法っぽいものが使えるんや」
空を飛べる以外にもあるのか…シンプルに怖いな。
どんな努力の上で成り立ってんの！
「その特殊部隊隊長が”ゾム”なんよね〜」
「ゾムさんって緑パーカーの人ですか？」
「あ、そうそう！あいつは特殊部隊の隊長だけあってめっちゃ強いんよ。戦ったら終わりだからあまり近寄らない方がええで〜って事で着きました」
話したりしている内にグルッペンのいる所に着いたらしい。目の前には大きなドアがあり、上には豪華なプレートで”総領室”と書かれている。場所はやっぱり最上階で全ての物がとても高級そうだ。
壁には金の額縁に絵があり、床には汚れ一つないカーペットが敷かれている。
……すご……！
「ロボロさん。ここまで案内してくれてありがとうございました」
「いやいや礼には及ばんで。それじゃ」
ロボロさんの姿が見えなくなると、私は目の前にある大きな総領室のドアをノックする。
コンコンコン。
「入っていいぞ」
その声を聞いて私はドアを開けて中に入った。
総領室は赤と金を貴重とした色で統一されていてとても品がいい。そして何より広い。部屋の中央には高級そうなテーブルとそれを挟むように置かれた二つの座り心地の良さそうなソファーがあった。そして奥には大きなデスクがあり、その手前に来客用の机と椅子が二つ並んでいる。そしてその机の上に書類の山を積んで仕事をしている一人の男がいた。彼はすぐに私に気づくと手を止めて書類から顔を上げた。
「A、よく来たな」
「遅くなって申し訳ありませんでした…」
入って早々グルッペンに向け謝る。今まで護衛をサボっていたというか忘れていた事の謝罪だ。
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すみません…。間違えて非公開になっていました……(_ _;)
れもんごはん
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れもんごはん - イチゴさん» ありあとうございます！応援していると言われてとても嬉しいです！ (1月31日 6時) (
レス) id: eaf58a5fc1 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - コメント失礼します！！面白かったです！！更新頑張ってください！応援してます！ (1月30日 16時) (レス) @page10 id: df6b50726d (このIDを非表示/違反報告)
れもんごはん - こばさん» ありがとうございます。１日１更新以上頑張ります！ (1月27日 9時) (レス) id: 2a69315616 (このIDを非表示/違反報告)
こば - 最初の説明のところで「ラーメンを一緒に作ってください....」という言葉が面白すぎてやばいです。更新待ってます！ (1月27日 8時) (レス) @page2 id: 471b61655b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもんごはん | 作成日時：2024年1月26日 17時
