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「だけどAちゃんが城に来てくれた。これって２度とないチャンスじゃん？だから今日はちょっと無理かな〜」
「...〜〜〜〜」
グルッペンが何を言っていたかは分からないが、オスマンさんの想いを受け取ったからには参加しなくてもいい、と言っただろう。
「ありがとうねグルッペン〜！」
”ピッ”電話を切った電子音が聞えた。
ふぅぅぅぅぅ
私はカーテンから体を離し、置いてあるドレスと向き合った。
着なくては...！！着ようか着まいかと悩んでいた事が噓かのように着々とドレスを着ていく。さっきとは違い、憂鬱な気分でドレスは着ない。むしろ嬉しい気分で着ているまである。オスマンさん夢を叶えるのは私だ！！！
ーーー
「ｗ似合ってないなぁ〜」
着終わり鏡を見てみると、思ったよりも似合っていない自分が映った。思わず自虐する。
「Aちゃんそろそろ終わった？」
「あ！はい、着替え終わりました」
オスマンさんに呼ばれ、ドレスの裾を持ち上げながら着せ替え室を出る。目の前には椅子に座ったオスマンさんがいた。ジ〜っとこちらを見ている。いや何か言え！ずっと見られてると恥ずかしくなるわ！！
オスマンさんは何も言わない。
「あの、オスマンさん？」
何も言わないオスマンさんを見て、こちらから聞くことにした。オスマンさんは我に返ったと言わんばかりに”は！”というような反応をした。
「大丈夫ですか？」
「ん？あ！Aちゃん、大丈夫大丈夫！」
「それなら良かったです」
オスマンさんが大丈夫で良かったが、ドレスを着ている私のことを褒めてくれなかったので少しイラついた。いや確かに似合ってないかもだけど、着たんだからせめて反応はして？
イラついた私をよそに、オスマンさんは付け加えというように言葉を足した。
「ていうかAちゃん、めっちゃ似合ってるね！いいよ！可愛いよ！」
「はい？」
今何て言った？ん？幻覚かな〜
「マジで可愛い！いや言うの遅くなってごめんね？ほぼ初対面の人から言われて気持ち悪く思わないか、心配っだたんよ」
「あ、ありがとうございます......」
まさか今まさに求めていた言葉を言ってくれるとは思わなくて、驚き、時間差でとても嬉しい気持ちになった。え？普通に褒めてくれた......！嬉しすぎる！
オスマンさんは続ける。
「また今度時間があったらお着替えしよ〜な！」
「喜んで！」
さっきまでの自分だったら嫌だと言っていたであろう。グルッペン電話かけてくれてありがとう！
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れもんごはん - イチゴさん» ありあとうございます！応援していると言われてとても嬉しいです！ (1月31日 6時) (
レス) id: eaf58a5fc1 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - コメント失礼します！！面白かったです！！更新頑張ってください！応援してます！ (1月30日 16時) (レス) @page10 id: df6b50726d (このIDを非表示/違反報告)
れもんごはん - こばさん» ありがとうございます。１日１更新以上頑張ります！ (1月27日 9時) (レス) id: 2a69315616 (このIDを非表示/違反報告)
こば - 最初の説明のところで「ラーメンを一緒に作ってください....」という言葉が面白すぎてやばいです。更新待ってます！ (1月27日 8時) (レス) @page2 id: 471b61655b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもんごはん | 作成日時：2024年1月26日 17時
