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「いや本当に、ここまで案内してくださりありがとうございました。とても助かりました!」

「いやいやこちらこそ、礼には及ばないよ〜」

オスマンさんに案内してもらい、食堂に辿り着くことができた。中にはまだ誰もいない。
場所は自分の部屋がある階の1個下。結構近く、ここに来るまでに2分もかかっていないと思う。

「...食堂って部屋から結構近い場所にありますね。どうしてか分かりますか?」

何でこんなに近い場所にあるのか、疑問に思って聞いてみた。

「それはな、朝起きれない幹部のために少しでも起きる気力をつけようとした結果やで。食堂の場所が近いと、頑張って起きるやろうと考えたらしいよ〜」

「朝起きれない幹部さんがいるんですか?」

「まぁ人だもんね〜...誰しも苦手なことはあるよ!」

なんと快く答えてくれた。見ず知らずのただの平民だった私に...!優しい人過ぎる!!
オスマンさんは優しい人だと分かった。

「あ、そうだ。Aちゃんもここで食べてくよね?」

「多分そうだと思います。部屋にあるスピーカーはそう流していました」

スピーカーが”食堂に来て下さい”と言っていたのでそうだと思う。

「じゃあ一緒に食べてこ〜」

「え?」

「この食堂はバイキング式スタイルだから好きな物取っててね〜」

「え??」

行ってしまった...。これもう拒否権無いのでは?もしも嫌だと言ってしまったら、幹部さんに対する無礼とされてしまって死亡まっしぐらなのでは??オスマンさんが優しくて忘れてしまっていたが、オスマンさんはこの国の幹部なのだ。そう、オスマンさんの言うことは絶対、守らなくてはならない。

「一緒に食べるしかないのか〜...。別に嫌じゃないけど......何かな〜私でいいのかな〜〜」

私はオスマンさんの後について行った。

ーーー

「んん〜美味しい〜!!」

オスマンさんと一緒に朝ご飯を食べている最中。オスマンさんの周りに花が見える。ご飯そんなに美味しいか??!!

「マジで美味しいわ〜。Aちゃんも遠慮せずに食べな!」

「ははは...」

私はというと、幹部さんの前で食べるのでめちゃくちゃ緊張して味覚が終わっている。ご飯の味などさっぱり分からない。

「ん、あ、そうだ。Aちゃん」

「っっさい!!」

名前を呼ばれ、ヤバい事したかなと怯えて変な声が出てしまった。普通に恥ずかしい。

「後で...」

「...」

「うちの部屋に来てくれへん?」

「っっっはい!...............??」

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れもんごはん - イチゴさん» ありあとうございます!応援していると言われてとても嬉しいです! (1月31日 6時) (レス) id: eaf58a5fc1 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - コメント失礼します!!面白かったです!!更新頑張ってください!応援してます! (1月30日 16時) (レス) @page10 id: df6b50726d (このIDを非表示/違反報告)
れもんごはん - こばさん» ありがとうございます。1日1更新以上頑張ります! (1月27日 9時) (レス) id: 2a69315616 (このIDを非表示/違反報告)
こば - 最初の説明のところで「ラーメンを一緒に作ってください....」という言葉が面白すぎてやばいです。更新待ってます! (1月27日 8時) (レス) @page2 id: 471b61655b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れもんごはん | 作成日時:2024年1月26日 17時

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