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初めてのおはよう ページ18

チュンチュンチュン
外から小鳥の鳴き声が聞こえてくる。今日も気持ちのいい朝が来ようと...していなかった。

「朝7時、朝7時。起床時間です。幹部の皆様方、起きて下さい。朝7時、朝7時。起床〜......」

部屋に設置してあるスピーカーから朝のお知らせ放送が永遠と流れてくる。あぁ〜もう!分かったから!起きてるからもう!止めてくれ!!音量が大きいので、起きた後はウザいものでしかない。何とかなってくんないかな〜このスピーカー。
ここは我々国城内の幹部の部屋が並ぶ階の端っこの部屋。私がこの部屋で生活しているのには理由がある。それは昨日の会議で

・Aは城で生活をする

ということになり、会議が終わった後グルッペンに案内してもらいこの部屋で生活をしているという事だ。後でゆりこ婆ちゃんには城で生活をする事について手紙を出す予定でいる。私が帰ってこなかったらびっくりして心配するだろうしね。

「ふぅ〜」

部屋に置いてあるソファーに座る。この部屋の居心地はよく、お風呂もシャワーも付いているとても良い部屋だ。スピーカーさえ無ければ。せっかく今日が我々国城内で起きた初めての日なのに、スピーカーのせいで全てが台無し。朝7時の連絡が流れてくる中で朝の支度をする地獄絵図が完成してしまっている。
うるせーウザー。心のなかでスピーカーの悪口を言いデカイ音量と相殺していると、

「朝7時20分、朝7時20分。朝ご飯の時間です、食堂に来て下さい。朝7時20分、朝7時20分。朝ごは〜......」

流れてくる内容が変わった。え〜と何々?朝ご飯の時間だから食堂に来いと...食堂の場所分かんね!このままでは朝ご飯が食べられない......!!私はすぐに廊下に出て昨日の会議室にいた人が通りかかるのを待つ。あの人達幹部さんらしいし、食堂の場所くらい教えてもらえるでしょ!
そう思っていると、1人の人が歩いているのが見えた。このチャンス、逃さない!!

「すみませ〜ん!そこの人!食堂の場所ってわかりますか??」

その人に向かって伝えた。声が届いたのか、その人はこちらに向かって歩いて来てくれた。
心優しい人がいてよかった!助かる!!眼の前まで来ると、その人は自己紹介を始めた。

「はじめましてAさん。俺の名前はオスマンって言います。これから宜しくお願い致します〜」

オスマンさんは頭に乗せていたトルコ帽を手に取ってお辞儀をした。

「こ、こちらこそ、これから宜しくお願い致します!」

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れもんごはん - イチゴさん» ありあとうございます!応援していると言われてとても嬉しいです! (1月31日 6時) (レス) id: eaf58a5fc1 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - コメント失礼します!!面白かったです!!更新頑張ってください!応援してます! (1月30日 16時) (レス) @page10 id: df6b50726d (このIDを非表示/違反報告)
れもんごはん - こばさん» ありがとうございます。1日1更新以上頑張ります! (1月27日 9時) (レス) id: 2a69315616 (このIDを非表示/違反報告)
こば - 最初の説明のところで「ラーメンを一緒に作ってください....」という言葉が面白すぎてやばいです。更新待ってます! (1月27日 8時) (レス) @page2 id: 471b61655b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れもんごはん | 作成日時:2024年1月26日 17時

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