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会議が始まってから１時間が過ぎようとしていた。これまでの内容を要約すると、
・Aはグルッペンの護衛となる
・Aは城で生活をする
・Aも戦争に参加してもらう
・雇う上で、Aにお金をに支払う
というものだった。正直戦争に参加することはしたくなかったのだが、このままではこの国全域に被害が広がり、ゆりこ婆ちゃんやしあくんがいるあの村にも被害が及ぶらしい。
ゆりこ婆ちゃんやしあくんと、国民の為にも私はこの内容にOKを出した。
内容もまとまりそろそろ会議が終わろうとしていた時、
「あの、ずっと疑問に思ってたんやけど、なんでAがグルッペンの知っている中で一番強い人物なんや？この前の会議で言ってくれなかったし」
緑のパーカーを着ている男性がグルッペンに質問をした。
「確かに。本当に何でグルッペンは私が強いと思ったの？私、運動オンチだよ？」
私もグルッペンに質問をする。
会議に参加していた他の男性達も、”確かに”気になる”などと言っていて、皆疑問に思っていた事が分かる。
グルッペンはこの場にいる皆の視線を浴びながら、少し真剣な面持ちで話し始めた。
「”国の魔女”って知っているか？我々国幹部のお前達には分かると思う、昔話だ」
え？この会議に参加している男性たちってこの国の幹部だったの？！今知ったんだけど！
この場にいる男性たちが全員凄過ぎる人たちだとわかって、私はさっきよりもピッと背筋を伸ばした。
グルッペンは続ける。
「もう２度と戦争をしないように、神様によってすべての国に１人だけ魔法使いがいるようにこの世界は設計されている。それぞれの国に強い奴が居れば、冷戦状態となって戦争が減ると考えたんだろう。まぁ実際はただ戦力が増えただけで、戦争は減るどころか増えてしまったんだが......」
戦争を減らすためにしたことが、実際には戦争を増やす原因となってしまうなんて、神様はさぞ悲しかったことだろう。グルッペンの声も少し悲しそうに聞こえる。
「その魔法使いは、指定した人に能力を移す事が可能で、指定しなくて死んだら国の善良な市民に能力が移されるというシステムらしい」
「......その話って本当なの？」
赤と白の長袖シャツの男性が、怪しいものを見るような目で言った。国の魔法使いなど、聞いたこともなかったから私も信じていない。
そもそも魔法ってこの世にあるの？！所詮作り話でしょ。もしも魔法があったらもっと生活は便利になっているはず！！
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れもんごはん - イチゴさん» ありあとうございます！応援していると言われてとても嬉しいです！ (1月31日 6時) (
レス) id: eaf58a5fc1 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - コメント失礼します！！面白かったです！！更新頑張ってください！応援してます！ (1月30日 16時) (レス) @page10 id: df6b50726d (このIDを非表示/違反報告)
れもんごはん - こばさん» ありがとうございます。１日１更新以上頑張ります！ (1月27日 9時) (レス) id: 2a69315616 (このIDを非表示/違反報告)
こば - 最初の説明のところで「ラーメンを一緒に作ってください....」という言葉が面白すぎてやばいです。更新待ってます！ (1月27日 8時) (レス) @page2 id: 471b61655b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもんごはん | 作成日時：2024年1月26日 17時
