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押した、筈だった。
「え？？」
ドアは何故かこちらに凄い速さで開いてきた。え？まってこのままじゃドアが顔面にあたっちゃ
ドン！！
デカい音をだして見事に当たった。後ろによろけながらゆっくりと元にいたベッドに戻る。
「いったぁ〜！このドアマジでどうなってる....の......」
痛さに耐えながら前を見ると、背の高い男性がドアの前に立っていた。......ん？誰？誘拐犯？誰かも分からない男性は口を開いた。
「やぁ久しぶりだな。A・フユリ」
男性は私のフルネームを言ってきた。え？何で私のフルネームを知っているの？いつも名前しか使っていないので、この人が知っていることに驚きを隠せない。
...知っているという事は、誘拐犯の可能性が非常に高く思える。ヤバイヤバイヤバイヤバイ！この人誘拐犯！？ドアは男性によって塞がれていて、逃げることができない状況。不安感がどんどん増していく。
「.......あなたは誰？」
もういっそのこと聞くほうが早い。この質問に対し男性は不気味な笑顔で、呆れたような声で言った。
「俺はグルッペン・フューラー。お前のいとこにあたる人物だ」
「？」
何言ってんだこいつは！！私はこいつに会ったことなんか...んんんん？？？なんかこの顔見たことあるような、ないような〜。何かを感じた私は、脳をフル活用して記憶を探っていく。
カチ、カチ、カチ、......ピーン！！💡
「あぁ！思い出した！！おまえグルッペン？！久しぶり！」
「久しぶり。もう何年もあってないがな」
「まぁざっと１０年ぐらい？ｗｗ」
普通に忘れていたがこいつは私のいとこのグルッペン・フューラー。昔の姿と今の姿が違いすぎたので誰か分からなかったんだと思う。
「グルッペンさ、昔の姿と違いすぎてびっくりしたわｗｗ昔はもっと真面目で大人しそうな人だったのにね〜。今はもうアホそうでうるさそうな人になっちゃって(泣)」
「普通に悪口を言うな」
「いてっ」
グルッペンからストレートチョップを喰らう。あいつは背が高いから、頭に落ちるまでに加速がかかって余計に痛い。
「まぁそんな事よりお前がなぜここに居るのか気にならないのか？」
「は！確かに。何で私はここに居るの？」
「その事を今から話そうと思う！ついてこい！！」
そう言ってグルッペンは私の腕を引っ張って走っていく。
「え？ちょっとまって！！もっとゆっくり！！」
思いは届かぬまま、途中転びそうになりながらも私はグルッペンに付いて行った。
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れもんごはん - イチゴさん» ありあとうございます！応援していると言われてとても嬉しいです！ (1月31日 6時) (
レス) id: eaf58a5fc1 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - コメント失礼します！！面白かったです！！更新頑張ってください！応援してます！ (1月30日 16時) (レス) @page10 id: df6b50726d (このIDを非表示/違反報告)
れもんごはん - こばさん» ありがとうございます。１日１更新以上頑張ります！ (1月27日 9時) (レス) id: 2a69315616 (このIDを非表示/違反報告)
こば - 最初の説明のところで「ラーメンを一緒に作ってください....」という言葉が面白すぎてやばいです。更新待ってます！ (1月27日 8時) (レス) @page2 id: 471b61655b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもんごはん | 作成日時：2024年1月26日 17時
