" ページ11
「年齢は18歳」
「結構若いな」
コネシマは意外そうに言った。
...たしかに１８歳ってお酒のめないし、タバコも吸えないもんね...
若！！
俺はお酒とタバコで１８歳という若さがよく分かった。
「身長は...どれぐらいだったかな」
「正確な数値は分からへんの？」
「あぁオスマン。残念ながらそこまでは分かっていない」
「悲し...。服を見繕ろうと思っていたのに〜！」
服を見繕うというのは、とてもオスマンらしい考えだなと思った。いつも洋服屋さんを城に呼んで、服を買いまくっているしね。
俺も可愛い女の子だったら服ぐらい買ってやるけど...。彼女達に見られたら殺される気しかしないから多分しなだろう！服などのオシャレはオスマンの特権だしね。
「まぁだいたいで言うと...ロボロより少し高いくらいだな」
オスマンが悲しんでいるのを見越してか、グルッペンは具体的な内容を伝えてくれた。案外優しいところあるじゃん！グルッペン！
俺はグルッペンの優しさに感心していたが、そうではない人もいるようで
「はぁぁぁぁ？？？！！」
ロボロは怒ったような声を出した。ロボロが何故怒ったか、皆、なんとなく分かっているだろう。
「今、俺の身長小さいってバカにしたよな！！？？」
そう、身長が小さいことをバカにされたと思ったからだ。いや一言もグルッペンは"ロボロの身長小さい"とは言ってないよ！？
ロボロは”身長”という言葉に関して、とてもセンシティブな所がある。
「いやロボロ、俺は決してお前の身長をバカにしたんじゃ」「バカにしたやろ！！！」「バカにしてない！」「したやろ！！！」
言い合いがだんだんとエスカレートしていて、周りの皆もどうしようかと焦り始めたとき
「まぁまぁ、２人共落ち着いてください」
今まで息を潜めていたエーミールが声を出した。
いやこの状況で喧嘩に弱いエーミール！？とても不安になったが、エーミールは構わず意見を述べていく。
「まず、グルッペンさんは言い方が悪かったですね。ロボロさんの身長を目安にしない方が良かったのに目安にしてしまいました。ロボロさんもロボロさんで、グルッペンさんは一言もロボロさんの身長が小さいとは言っていませんでした」
エーミールの正論を、２人共黙って聞いている。
「簡単に言うと、２人共悪かったって事ですね」
２人とも悪かったと言いうことで両方が不満にならないようにしている。
エーミールにしては、結構いいこと言うやんけ！？結構驚いているのは俺だけ？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 33人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れもんごはん - イチゴさん» ありあとうございます！応援していると言われてとても嬉しいです！ (1月31日 6時) (
レス) id: eaf58a5fc1 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - コメント失礼します！！面白かったです！！更新頑張ってください！応援してます！ (1月30日 16時) (レス) @page10 id: df6b50726d (このIDを非表示/違反報告)
れもんごはん - こばさん» ありがとうございます。１日１更新以上頑張ります！ (1月27日 9時) (レス) id: 2a69315616 (このIDを非表示/違反報告)
こば - 最初の説明のところで「ラーメンを一緒に作ってください....」という言葉が面白すぎてやばいです。更新待ってます！ (1月27日 8時) (レス) @page2 id: 471b61655b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れもんごはん | 作成日時：2024年1月26日 17時
