第6話 ページ7
木ノ葉丸班の初任務のため、火影室に初めてやって来た。道中、何故かミツキに異常に絡まれたのが謎。
｢初任務は何だってばさ、クソ親父｣
｢ボルト、七代目とお呼びしろコレ！｣
火影室にはあの一件、フライの時以来初めて見る七代目火影である、うずまきナルトとその相談役の奈良シカマル、それと山中サイがいた。少年時代を色々知っているため、思った感想は一つ。老けたなぁと。
どんなに三人が、ナルトが苦労してきたのを知っている。知っているが結局物語の中の話だったため実感がわかない。私本物のうずまきナルトを見てるんだ、というIQが凄く下がる事しか出てこなかった。
｢今回の任務は家から脱走したウサギのピョンちゃんの捕獲だ｣
｢そんな任務よりもっと他にないの？｣
ボルトが七代目に突っかかって行くのを木ノ葉丸先生とサラダが止め、シカマルが苦笑いをする構図が大変面白い。昔のナルトも似たようなもんだったな。こんな生意気じゃないけどさ。
七代目がボルトに説明をし始めるがボルト本人はつまらなそうに聞くだけ。サラダが怒ろうとした所で、はじめて口を開いた。
｢そんなことも出来ないの？｣
｢は！？｣
｢出来ないから他のことしたいんだよね？｣
｢なっ！ ちげーってばさ！！ こんな簡単な任務楽勝だってばさ！！｣
｢文句あるくらいだから、ボルトくんってばできないのかと思っちゃったァ。そうだよねぇ。できるよねぇ｣
ボルトに近づきわざとらしく煽るような声音で喋る。ボルトの額に青筋がビキビキと浮かび上がってきてどんどん顔を赤くさせていく。
｢やれよ。できんだろ？｣
ボルトの前に立ち真顔でボルトを見つめて言えば、思ったよりも低い声が出てしまった。私に言い返そうとしたボルトの顔から血の気が引いていき壊れたブリキの人形のように何回も頷く様子を見て、無意識に掴みあげていたボルトの胸倉を離して微笑む。
｢さ。任務に行こうか｣
｢ハイ……スイマセン……｣
｢どうしたの｣
｢ナンデモナイデス｣
表情を元に戻して木ノ葉丸先生に声を掛けてから七代目に背を向けてドアの前に立つ。ゆっくりと七代目を見つめてからお辞儀をしてボルトの名を呼ぶ。
｢行くよ？｣
｢う、うす！！｣
｢失礼します｣
ドアを開けて出て数歩先で再びボルトに声をかけた。
｢文句は任務が終わってからにしてね｣
振り向きながら伝えればボルトは大人しく頷き、その後無事に任務を遂行した。ミツキだけが面白そうに私を見ていた。なんなんだよ、お前。
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レナ - こんばんは、体調は大丈夫ですか？更新頑張ってください！ (5月3日 19時) (
レス) id: 9d52581983 (このIDを非表示/違反報告)
清水ファンタジア(プロフ) - レナさん» 嬉しいです、ありがとうございます！！更新頑張ります！ (3月8日 22時) (レス) id: 37ed0d3f16 (このIDを非表示/違反報告)
レナ - 更新ありがとうございます！これからもこの作品を楽しく読んでいきます、お疲れ様でした！ (3月8日 22時) (レス) @page24 id: 9d52581983 (このIDを非表示/違反報告)
清水ファンタジア(プロフ) - レナさん» 心配をおかけして申し訳ないです……。遅くなりましたが更新させていただきました！楽しみに待っていただき本当にありがとうございます！ (3月8日 22時) (レス) id: 37ed0d3f16 (このIDを非表示/違反報告)
清水ファンタジア(プロフ) - ユキさん» 遅くなってすみません！更新させていただきました！楽しみにしていてくれてありがとうございます！ (3月8日 22時) (レス) id: 37ed0d3f16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：清水ファンタジア | 作成日時：2023年3月31日 18時
