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第12話 ページ13

シカダイに七代目達に目をつけられたという事情を説明した後、シカダイが作戦を練ってくれるらしく、任務が何も無い明後日に落ち合うことになった。マジで助かると感謝をしてシカダイと別れた。
別れる寸前にシカダイにまた「鈍感」と言われ、言い返そうとしたらシカダイは背を向けて手を振りながら歩いていた。なんだアイツ。なんだアイツ!!

「…………ダークの場所だけ……確認するか……」

ダークの場所は何となく特定はできているし、今回は邪魔が入らないと踏んでいる。七代目もシカマルも今日はやけに書類に追われていたし、サイに関しても修行を見なくてはならないため任務にはつけない。
今しか好機は無い。護衛はまだ案の状態だと、先程シカダイから聞いた。護衛の件に関しても面倒くさがりなシカダイが作戦を練ってくれるらしいので、いい加減シカダイにお礼をしなくてはならない。

「ミラー」

人気の無い場所で杖を発動させてミラーを出す。ミラーに念の為、私の振りをして家に居て欲しいとだけ告げれば彼女は頷いてその場を立ち去った。さくらちゃんのミラーよりかは演技力が高いウチの子なら多分大丈夫だ。
ミラーの後ろ姿を見届けたあと、ダークの場所へと急いだ。
辿り着いた場所は人が寄り付かない森を闇で覆い尽くしていた。これだけ大きければ、よく空を飛んでいるサイの目にも止まるし私の傍に現れないのも些か変だ。

「……ダーク」

私の言葉に反応するようにぐるりと闇が蠢いた。あぁ、良かった、どうにもちゃんと生きているようだ。アーシーの件以来、他のやつに痛めつけられてないかをずっと心配してたのだ。
ダークの封印方法はライトと共にやらないといけないが、ライトをどうやって出すのかを把握していない。ライトは胸の内にいるとだけ、さくらちゃんに聞いていたが……。

「どうしよう……」

また後日考えてから来るかとダークに背を向けた。ふと正面に目を向けると、いつの間に知らない人が来ていた。誰だろうか。額当てをつけていないから逸般人だろう。
しゃがんでいるその人は女性らしく、ゆっくりと立ち上がり私を見つめ目が合った。
時が止まったように感じた。自分の目がこれでもかというくらい大きく見開かれている気がしてならない。
目の前の女性は長い黒髪に少しばかりつり上がった黒目を持つ、まるで、そう、未来の___

「おやすみ___」

目の前の女性に印を結ばれて視界が真っ暗に染まった。体がグッタリとして動かなくなり意識が沈んでいった。

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設定タグ:BORUTO , シカダイ , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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レナ - こんばんは、体調は大丈夫ですか?更新頑張ってください! (5月3日 19時) (レス) id: 9d52581983 (このIDを非表示/違反報告)
清水ファンタジア(プロフ) - レナさん» 嬉しいです、ありがとうございます!!更新頑張ります! (3月8日 22時) (レス) id: 37ed0d3f16 (このIDを非表示/違反報告)
レナ - 更新ありがとうございます!これからもこの作品を楽しく読んでいきます、お疲れ様でした! (3月8日 22時) (レス) @page24 id: 9d52581983 (このIDを非表示/違反報告)
清水ファンタジア(プロフ) - レナさん» 心配をおかけして申し訳ないです……。遅くなりましたが更新させていただきました!楽しみに待っていただき本当にありがとうございます! (3月8日 22時) (レス) id: 37ed0d3f16 (このIDを非表示/違反報告)
清水ファンタジア(プロフ) - ユキさん» 遅くなってすみません!更新させていただきました!楽しみにしていてくれてありがとうございます! (3月8日 22時) (レス) id: 37ed0d3f16 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:清水ファンタジア | 作成日時:2023年3月31日 18時

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