人生三度目の転生先はBORUTOの世界でした【下忍編】

プロローグ ページ1

我愛羅……さんの砂から穴から出てきたらシノ先生やいのじん達まで揃っていた。随分心配をかけたと反省し、シカダイと目が合って固まった。

｢座れ｣
｢ハイ｣

ブチ切れてるシカダイはテマリさんに似ていて凄く怖かった。真顔のまま目をかっぴらいて人差し指を下に指さした時は、本当に冷や汗が止まらず心臓が嫌な方向にドクドクと音を立てていた。
ある程度言いたいことを言って満足したのか、シカダイはまだ少し怒ったまま｢もういい｣とだけ告げて私から離れていった。

｢シカダイ｣
｢なんだよ｣
｢ごめん、ありがとう｣
｢バカじゃねーの｣

まだやはり少し怒っているがいつものシカダイに戻ってくれて安心した。シカダイの腕はサクラさんに治されたらしく傷一つ無くて、心の底からホッとしてるゆっくりと体から力が抜け落ちた。
良かった。無事で。当たり前だけど。私という異端がいてシカダイがこの世界から消えてしまったらという不安は消えた。
ぐらりと視界が周りゆっくりと身体が倒れて行った。視界が黒になり色々な疲れが入り眠りについた。目が覚めたら、サラダに死ぬほど怒られて抱きしめられた。
チョウチョウからは好物のお菓子(と言ってもチョウチョウの好物)を貰った。
そして______

｢本日、班を発表していく｣

いよいよ班が決まる。
ちなみにシカダイには卒業試験まで引っ張られた。
ほんとにごめんって。

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