第31話 ページ33
｢一緒に帰ろう｣
突然そんなことを言われた、とある日の放課後。
凄く珍しい組み合わせで帰ることになった。
私とシカダイに、サラダやうずまきに山中といったメンバーで頭を抱えたくなった。
シカダイとサラダ以外絡んだことねぇ。無理。
｢よろしくなA！｣
｢よろしく……｣
とは言ったものの、うずまき……いや、ボルトは人懐っこいためすぐに呼び捨てにされた。
いつもの私だったらぶちギレてるけど、なんか許せる。
ボルトに強制的に握らされ、握手させられたがとりあえず苦笑いで返す。
いや、何せ人見知りなんだよ、こう見えて。
サラダがボルトといのじんの隣を歩く後ろで、シカダイの隣を私が歩いていた。
｢お前、ほんと人見知りだよな｣
｢うっさい、張り倒すぞ｣
｢こえーよ｣
別にムカついたわけじゃないけど、改めて言われるとなんか恥ずかしいのだ。
恥ずかしさのあまり口が悪くなるから、更にタチ悪いと自分でも思う。
なんて考えていたのも束の間の事だった。
ボルトが何かに気づいた。
｢なぁ……｣
｢なによ｣
｢なんか同じところ歩いてねぇか？｣
ボルトの言葉にハッとする。
私とボルト以外の人達は、あまり周りを見てなかったようで疑問の声を上げている。
とりあえず持っていたポーチを、電柱のとこに置き口論をしている4人に声をかける。
｢今、ここにポーチを置いた。だからもう一度歩いてみよう｣
｢！｣
｢もしボルトの言う通りに、同じところを歩いているならまたこのポーチが証拠として現れるはず｣
｢そうね……Aが言うんだし、行ってみましょう｣
サラダがそう言ったあと、再び歩き出した。
ボルトを先頭に歩き、私は1番後ろで歩き意識を集中させる。
キンっ！という大きな音が、耳に入り眉間にシワを寄せる。
確証は無かったが、キンっという大きな音は私にしか聞こえないもの。
やはり、この現象はクロウカードのものである。
ということは、この先に現れてくるものは。
｢な、ポ、ポーチ！？｣
｢ほら見ろ！ 俺が言ったのはホントだってばさ！！｣
漸くここで全員がボルトの言葉を信じた。
普段から悪戯が多いせいで、中々信用されてないボルトに少しばかり哀れみを感じたが、自業自得なので気にしないことにする。
それよりもまずはこの場をどう乗り切るかってことが最前線だ。
多分これはループのカード。
ということは、見落としてるだけでどこかにおかしい道があるはず。
｢ねぇ、みんな。もう一度同じ道を歩こう｣
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清水ファンタジア(プロフ) - CCさん» 応援ありがとうございます。亀更新ではありますが頑張らせていただきます！ (2021年7月8日 0時) (
レス) id: a394ff5f98 (このIDを非表示/違反報告)
CC(プロフ) - 更新待ってました！ ありがとうございます！！続きも楽しみにしています！頑張ってください！ (2021年7月8日 0時) (レス) id: 8f9bdc23ee (このIDを非表示/違反報告)
清水ファンタジア(プロフ) - 三色弁当さん» BORUTOもそうですが、好きな話を沢山書いて練習していくといいと思います。人に見せてこそのものなので、BORUTOも頑張ってください (2020年12月18日 19時) (レス) id: a394ff5f98 (このIDを非表示/違反報告)
三色弁当 - 清水ファンタジアさん» 勇気の言葉ありがとうございます泣 NARUTOは軽くですが知ってるのですが次の世代のBORUTOを書いてるんですがそれをコツコツ書けばたくさんの方に呼んで貰えますかね、、？ (2020年12月18日 16時) (レス) id: 02492f2e0b (このIDを非表示/違反報告)
清水ファンタジア(プロフ) - 三色弁当さん» 私も最初は全然上手くなかったんですけど、コツコツ書いていけば、ちゃん読んでくれる人が現れるので大丈夫ですよ！ 最初はなかなか苦戦するかもしれないですが…… (2020年12月18日 16時) (レス) id: a394ff5f98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：清水ファンタジア | 作成日時：2020年10月6日 13時
