第29話 ページ31
｢汝のあるべき姿に戻れ。クロウカード｣
つ、疲れた。
リトル事件から1週間。攻撃系のカードや、多数のカードが一気に現れた。
現れたといっても私の前に、の話だ。
攻撃する訳もなく、ただ私を確認して涙を流す子もいた。
それでカードにしていったのだが、朝からチャクラ不足である。
｢し、しんど……｣
フラフラの状態でアカデミーに来て、少しホッとする。
私が教室に来るのが早いため、誰もいない。
こんな状態になっていたら、誰かに問い詰められるに決まってるが話す元気もないし、今はまだ話すことはしない。
休めばいいという話だが、休んだらすぐにアカデミーを辞めさせるという脅しがあるので無理なのだ。
｢眠い……｣
というよりも腹も減った。
いや、ね？ 食べてきたよ？ 食べてきたんだけど、私の情報がどこからか漏れてるらしくカード達がわんさかやって来て、チャクラ不足になり腹が減って少しばかり気持ち悪い。
悪気はないってことはわかってるし、愛されてるんだなっていうのもわかる。
けど、一気にやった私が馬鹿なだけである。
しんどい、腹減った、眠い。
眠ってしまおうかと考えたが、人が来たのでやめる。
｢眠そうだな、A｣
｢そういうアンタもね……｣
｢まぁな｣
うつらうつらと船を漕いでいたら、シカダイに話しかけられ、眠い頭で返事を返す。
すげぇ眠い。ふと、視界にシカダイの手が入り、シカダイの手を掴みそっと頬に寄せる。
あ、冷たい……気持ちいい……。
｢お、おい！｣
｢冷たい｣
｢いくら人がいないからって……｣
女だろと言いたそうな表情をしていたので、｢心は男｣と半分寝ぼけながらほざいた。
私の言葉を聞いたシカダイに真顔でデコピンされ、あまりの威力に手を離し額を抑える。
｢あんたの指、鉄で出来てんじゃないの！？｣
｢なんでだよ｣
｢痛い｣
｢知るか｣
｢クソが！! 禿げろぉぉぉ！！｣
｢禿げねぇよ！｣
頭を抑えながらどんどん瞼が落ちていく。
チャクラ不足のためか、眠気がすぐに襲ってくる。
ダメだ、眠気に勝てない。
寝ないように必死に頭を振っていると、頭上から聞こえた悪魔の声。
｢寝てしまえ｣
その言葉を聞いたが最後、私の意識は途絶えた。
ふらっと後ろに倒れそうになったとき、シカダイが支えてくれたのを、薄れゆく意識の中確認した。
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清水ファンタジア(プロフ) - CCさん» 応援ありがとうございます。亀更新ではありますが頑張らせていただきます！ (2021年7月8日 0時) (
レス) id: a394ff5f98 (このIDを非表示/違反報告)
CC(プロフ) - 更新待ってました！ ありがとうございます！！続きも楽しみにしています！頑張ってください！ (2021年7月8日 0時) (レス) id: 8f9bdc23ee (このIDを非表示/違反報告)
清水ファンタジア(プロフ) - 三色弁当さん» BORUTOもそうですが、好きな話を沢山書いて練習していくといいと思います。人に見せてこそのものなので、BORUTOも頑張ってください (2020年12月18日 19時) (レス) id: a394ff5f98 (このIDを非表示/違反報告)
三色弁当 - 清水ファンタジアさん» 勇気の言葉ありがとうございます泣 NARUTOは軽くですが知ってるのですが次の世代のBORUTOを書いてるんですがそれをコツコツ書けばたくさんの方に呼んで貰えますかね、、？ (2020年12月18日 16時) (レス) id: 02492f2e0b (このIDを非表示/違反報告)
清水ファンタジア(プロフ) - 三色弁当さん» 私も最初は全然上手くなかったんですけど、コツコツ書いていけば、ちゃん読んでくれる人が現れるので大丈夫ですよ！ 最初はなかなか苦戦するかもしれないですが…… (2020年12月18日 16時) (レス) id: a394ff5f98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：清水ファンタジア | 作成日時：2020年10月6日 13時
