泣き虫 (ページ8)

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マホトページ8

少し経って編集が終わり、コタツの机の所で一緒にテレビを見てた

そこまで面白くない事もすぐ笑うAちゃん。

「ツボ浅すぎじゃない？(笑)」

『いいの！沢山笑った方が人生明るくなるし！』

「なにそれ笑」

こういう女の子いいなぁ、

明るくてよく笑う子。

『そう言えばさ、マホトくん彼女いないの？』

「今はいないよ、なんで？」

『居たら４人でどこか行きたいなあ！って思って』

なるほどな。

別に俺に興味がある訳じゃなく、ただ単にダブルデートがしたかったと。

『なんかね？今日起きたらサグワがなんでか隣にいて！』

「うんうん」

『全く覚えてないけどグッスリで可愛かったから写真撮ったの』

「どれ、見せて」

って言うとiPhoneのフォルダを見せる。

サグワの寝顔意外にも、桜の写真とかサグワとの自撮りとかもあった。

その中には俺と昨日撮った写真もあった。

「俺との写真消さないとサグワ嫉妬するよ」

って言うと

『大丈夫、記念だから！』

「何記念？」

『出会った記念？笑』

「何それ笑カップルみたいじゃん」

って笑いながら言うと

Aちゃんは少し照れた顔で

『私とカップル嫌なの？』って言う。

「イヤじゃないけど」

『なんか嫌っぽく聞こえた』

「だってサグワと付き合ってるじゃん」

『それはまた別』

意味がわからない。何が別なの？

「じゃあ俺と付き合えるって事？」

『それは分かんない。』

って視線を逸らす。

「そんな事言うと俺本気で好きになるよ？」

って言うと

黙って顔を赤くしてこっちを見る。

目が合った状態が続いた。

流石にまずいと思って

「なんてね」って付け足した。

すると少し頬を膨らませて

『ずるい』

って怒った