Episode21. ページ23
そんな事は置いておき、舞台の台本を開き特殊効果を上手く映えさせる為にどうするべきかより深く考える。決められた場所でどう演出するかなどは体験したことはあるが、1から自分で考えるのは初めてだ。
色々と調べていると携帯に電話がかかってくる。
表示は「皆木」と出ている。そういえば臣以外の団員達の名前を改めて聞いた時に交換したっけ、と思い出しながら電話に出る。
『もしもし。』
「あ、Aさん、そろそろ夕飯の時間なんすけどいつ頃帰ります?」
もうそんなに時間が経ったか、と時計を見ると軽く2時間は台本に向かっていたらしい。
『ちょっと熱中してたみたいで全然気付かなかった。悪いな、すぐ帰る。』
電話を切り必要な荷物を持って寮へ向かおうとするもふと皇や七尾達が話していた内容を思い出す。
「もうすぐテストッス…。天チャン、今回も一緒に補習頑張るッス!!」
「なんで補習前提なんだよ!」
俺の学校ももうすぐテストだ。一応勉強は家でしているが詳しい日にちなどは知らない。学校に行くにしても夕飯食べてまた戻ってくるのは面倒臭い。
『…仕方ないか。』
少し大きめの鞄に制服を入れ、万が一中身を見られても良いように制服の上にタオルを敷き、中が見えないようにして今度こそ寮へ向かった。
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クスノハ(プロフ) - 、さん» すみません、先程外しました。ご指摘ありがとうございます。 (2020年5月15日 22時) (レス) id: 3f1925c91d (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2020年5月15日 21時) (レス) id: cab98899f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クスノハ | 作成日時:2020年5月14日 3時