死の外科医vs夢魔 ２ ページ26
〜 ロー said 〜
俺に斬られた後から女は硬直して動かなくなった。
殺す側としては楽でありがたいが俺は医者だ。
無意味に殺生はしたくない。
ロー「なぜドフラミンゴに仕えてる？」
主人公「仕えてる主が死んだ後の貰える対価の魂が、強欲な人間のモノほど美味しいの。前に人間に仕えてたのが１００年前、１００年おきに仕える人間を見つけ、魂を喰わないと死んでしまう………。」
表情こそ見えないが弱々しい声だ。
ロー「ドフラミンゴとの契約を解消しドレスローザから姿を消すんだ、そうすれば命まではとらねェ。」
主人公「人間の分際でふざけるな！！悪夢の涙(ナイトメア バンシー)！！」
晴れてるはずの空なのに黒い雨が降る。
やがて針のように形を変えて俺の腕や足を刺す。
主人公「イタイでしょ？私の方はもっとイタイのよ………？ッ………！！」
反撃の体制をとった女だったが背中から血を流しすぎたせいか膝から崩れてしまった。
手当てしてやりたいが殺さないと必ず障害になる。
鬼哭を女の首めがけてふるった時、糸が女を包んで守った。
ドフラミンゴ「久しぶりだなァ、ロー。」
相変わらず気味の悪い笑みを浮かべるドフラミンゴ。
主人公「ドフィ………、痛いよｫ………。翼………片方斬り落とされてしまった………。貴方が大好きだと言ってくれた私の………！！」
さっきまで笑みを浮かべてたドフラミンゴの表情が強ばった。
ドフラミンゴ「散々な事をしてくれたなァ、ロー………！！」
刀を構えると女を抱いたドフラミンゴは宙に浮く。
ヤツが姿を現すことは滅多に無いだろう。
ロー「逃がすか！！」
ドフラミンゴ「影騎糸」
影騎糸、ヤツの能力である糸でできたヤツの分身。
クソ、また逃がしてしまった！！
〜 主人公 said 〜
………うぅ………。
体が傷んで目を覚ますとドフィの部屋のベッドに寝かされていた。
私の手を握り見守っててくれたのか床に膝をついてドフィは寝ていた。
主人公「迷惑かけてごめんね………？」
背中の喪失感はまだ残っていて背中を鏡に映すと傷を縫合されていた。
ロー………、絶対許さない………！！
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作者名：シャルロット フレーズ | 作成日時：2019年10月3日 0時
