vs お父さん3 ページ24
スカーレット「どうやってここが分かった？！」
ドフラミンゴ「ア？それならテメェのアホな部下を脅したらすんなりはいてくれたぜ？」
フッフッフッと笑うドフィ。
スカーレット「海賊めが………！！」
次の瞬間ドフィの蹴りがスカーレットの剣を折った。
武装色の覇気を纏っていた。
ドフラミンゴ「さて、勝負は着いたことだしお姫様はかえしてもらうぜ？それとも、日の出まで殺りあうか？俺の家族を侮辱したんだ、殺さねぇと俺の気が済まねぇんだよ。」
いつも笑っているドフィだが、笑顔が消えた。
スカーレット「家族………だと？人間でも吸血鬼でも無いバケモノが。」
『バケモノ』そう聞いて改めてあの男が血は繋がっているが家族では無いことが思い知らされた。
思わずあの男を睨んでしまう。
スカーレット「そんな目で見るな。私をその穢れた瞳に写すな！！」
怒りに任せて私を殴ろうとするスカーレット。
瞬時にドフィが私を抱き抱え入ってきた窓から飛び降りた。
追ってくるスカーレット。
地面に着地するとドフィは私を下ろして五本の糸をスカーレットに振りかざす。
ドフラミンゴ「降無頼糸！！」
一瞬で勝負は着いた。
ドフィの糸は確実にスカーレットの心臓を貫いた。
決着がついて直ぐに日が昇り始めた。
ドフィに敗北して血を流しながら倒れているスカーレット、父親の横にしゃがむ。
スカーレット「なんだ………、………無様な私を見て笑いに来たのか………？」
(人1)「違う。お父さん、私、ドフィと幸せになるから………、天国へいった後は見守っててくれる？」
お父さんの足元から徐々に日が当たり始めてその部分が灰になっていく。
幼い頃から酷いことをされて憎かったはずだけど、辛くて涙が止まらない。
弱々しく笑ったお父さんは初めて私の頭を優しく撫でた。
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作者名：シャルロット フレーズ | 作成日時：2019年9月15日 22時
