ダンピール ページ21
………ん、甘くて美味しい。
今までこんな血を吸ったことはない。
(人1)「最高!」
ドフィの血は私の中の忌々しい血を沸き立てた。
普段は純粋な吸血鬼の吸血量の4分の1くらいですむのに止まらない。
ドフラミンゴ「俺の血はそんなに美味しいのかァ?」
(人1)「えぇ、愛し合ってる相手の血は格別なの。」
再び吸おうと口をつけようとするが、肩を捕まれて止められる。
ドフラミンゴ「普通の人間ならもう意識を失う量を吸ってるってのにまだ必要か?」
確かにドフィも血を吸われてだいぶん弱ったのか力が弱い。
(人1)「甘い匂いをさせてる貴方が悪いのよ?これでも理性保つのに精一杯なんだから。」
ドフラミンゴ「吸血衝動が出たら血なんてくれてやるが、程ほどにしろよ?」
(人1)「………まぁ、血が足りなさすぎて死なれても困るしこのくらいで我慢する。」
モノ足りないが牙を突き立てた箇所を舐めて治す。
ドフラミンゴ「気はすんだか?」
あれ?
ドフィの声が下から聞こえる。
くみしいた覚えなんて無いんだけど?!
(人1)「あれ、今日って………………………?ドフィ?!大丈夫!?何もされなかったよね!!??」
パニックになっている私を見てドフィは笑った。
ドフラミンゴ「吸血姫さんは嬉しそうに俺の血を吸ってたぜ?」
(人1)「嘘でしょ?!」
ドフラミンゴ「本当。」
いつもの事だが自分の血を呪いたい。
私の事を愛してくれる人の血まで吸ってしまうなんて。
あぁ、捨てられたら私生きてけないよ………。
ドフラミンゴ「今にも捨てられそうな憐れじんだ目で見てくるなよ………。言っただろ、血なんてくれてやる。無理して我慢しようとしてんじゃねぇ。」
『ただ、程々にな?』と上体を起こし指で私の唇をそっとなぞった。
微かに指先についた自分の血をなめた。
ドフラミンゴ「やっぱり血は血の味だな………。」
(人1)「そりゃ、人間とダンピールは違うからね!」
互いに笑った後私はドフィを部家に帰してベビー5の手当てをした。
………私のせいでごめんね………。
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作者名:シャルロット フレーズ | 作成日時:2019年9月15日 22時